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おめでとう

テレビシリーズの衝撃は、おめでとうエンドだった。
とにかくぽかーん(´⊙ω⊙`)
だったんだけど、ちょうど中学生だったし、ドストライクの中二病だった。
よく分からんのがいいと思った。

その後の映画は見なかった。
漫画は見たけど。
そもそも前編後編に分かれる映画はあまり好きではない。
もちろんシリーズはあってもいいけれど、前編という映画は成立していいのかと思ってしまうのだ。
どうしても商業的なものが頭の隅っこにちらつくので、それでも見たいものは後編の公開と同時に前編を円盤等で見て映画館に向かうのだ。

と、言うことで、今回、序破Qを見てから映画を見てきた。
そう、シンエヴァンゲリオンですよ。
まず、序破Qからいきますか。

序。
シンジ君かわいそう。
ん?エピソード雑じゃない?
シンジ君かわいそう。
簡略化したね。
シンジ君かわいそう。
誰もがシンジ君の対応になると思うけど。
シンジ君かわいそう。
レイ。

破。
え、アスカ。
え、それあっさり言うん?
結構な衝撃やったんやで、それ。
え、カヲル君。
え、シンジ君。
え、え、え?

Q。
ん?
14年?
え?
はぁ?
いや、説明してやれや。
というか、わしにも説明せいや。
え?
はあ?
そりゃそうなるわな、シンジ君やし。
なんでピアノ弾くん?
ピアノ外に置くと、濡れるので気になるんですけど。
カヲル君、もはや詐欺師の手法。
カヲル君、いやいや、カヲル君。
え?
はあー?
(宇多田イントロ)
嘘だろ。
(字幕つづく)
……(絶望)

いやね、ここから9年、みんな、よく待ったね。
私だったら待てなかったよ。
パニックしかないあの状態で…
きっとシンゴジラも見たんだろうな。
すげえな、みんな。
忍耐力カンストしてんのかな。
私は、マリちゃんというキャラの存在も知ってはいたけど、映像見てなくてよかったとつくづく思ったよ。

シンエヴァシリーズは、起承転結の4本の映画だった。
転にあたるQがぶっ飛びすぎてびびったけど、ちゃんと結してくれて良かったと思う。
正直1回ではわからなかったので、また見に行こうと思う。

解釈は人それぞれ。
庵野さんの思うことは実は誰にもわからないかもしれない。

だけど、思ったことをつらつらと。

以下ネタバレです。

順番もめちゃくちゃで、唐突なので、文脈ないです。


なるべくネタバレしないようにするけどネタバレね。

そもそも、エヴァというアイコンは、アイデンティティの確立、モラトリアムからの脱却といったもののメタファーでもあると思っている。
(以下、断定的に書いているものも「と、思っている」が入ります。)
登場人物は全員中二病だし、それぞれが闇を抱えている。
それを乗り越えたり内に許容したりして成長していく物語でもある。

そして、少し先の未来への警鐘を鳴らしてもいる。
PSYCHO-PASSも少しよぎる、要は肉体を必要としない世界。
私なんかは、それって生きている意味ある?なんて思ってしまうけれど、負の感情しか持てない人や喪失感しかない人にとって、それは魅力的な世界。
現実世界でも、有力者はすでに実行にうつしつつある。
でもな、ゲンドウが拗らせすぎてるのがいけないんだよな。
1番の厨二病やん。

疑問に思ったことはクソほどあるけど、ツッコミどころもものすごくあるけど、気になるのはクローン体のこと。
レイのオリジナルはユイで、でもシンジ君のことを守りたいレイはユイとは違うし、なぜなぜ期のレイはユイとも守りたいレイとも違う。
クローンって、そういうことなのか?
だとしたら、やはり怖いよな。
やってはいけない禁忌だよな。
カヲル君は、どんだけ失敗してんだよw(棺桶?のとこ)って思うし、そもそもオリジナルはゲンドウなのか?
渚司令???
カジくんが二重スパイなのもややこしいんやさな。
アスカは、テレビシリーズっ子の私からすると、惣流じゃないんかいってなったけど、式波シリーズがクローン体で、惣流がオリジナルなのかな?
んで、最後に出てきたということ?

てか、槍さ、携帯動画で作れるんやっていうw
いや、リツコが有能なんやけど、ちょうど使えるパーツ(脊髄なんとか?)もあって草生えたわ。
そんな、簡単に作れるんかいw

あと、エヴァ全機貫くシーンも笑った。
総出演やもんな。
んで、マリちゃんが説明的に残りのエヴァのこと言ってくれて良かったわw
2回目に見るときは、ちゃんと数えよw

カタカナ多すぎだしな。
何言ってっか分かんないw

全体的にホラーやったわ。

あ、映倫いいのか?
脳みそ拾うんやで。
目のところ、くの字に切れ込み入ってるんやで。
頭爆発するんやで。
頭部がない体が動いてるんやで。
物理でもホラー。

リツコとゲンドウ、空白の14年で何があったんかな?
リツコ髪切りすぎたもんな。

あと、ミサトの子っている?
もっとボリューム作るべきところがあったと思うけど。

マリちゃん、なんで出てきたのかと思ったら母性担当だったのかな?
実年齢は、ゲンドウのちょい下くらいだもんね。
圧倒的に母性に欠けるアスカやシンジに無邪気を装ってフォローしてたんだな。
ユイの代わりをしたかったのか、ユイを求めていたのか。
おかげでミサトが、ただの酷い人にw

ミサトは父ちゃん殺したのかな?
そんなセリフだったけど。

てかさ、ゲンドウ、自分でエヴァ乗れるんなら、初めから自分でやれば良かったんちゃうん?
目に切れ込み入ったで乗れるようになったんかもしれんけど。


あと、個人的に、トウジが幸せで嬉しかった。
漫画版だと……なので、本当に嬉しかった。
委員長、良かったね。

そして、声優さん達、私の大好きな人ばかり。
緒方さんは、永遠のアイドル。
林原さんの声は、いつでもどこでも聞こえたら脊髄反射する。
みやむーといえばアスカ。
アスカといえばみやむー。
あの時と変わらないメンバー。
そして、真綾ちゃんも大好きなので、私得しかない。


結局のところ、分からないことだらけ。
でも、それがいい。
エヴァとはそういう作品なんだから。


最後、絵コンテから実写になるのは度肝抜かれたけど、そうか、これは構想から2次元、2次元から3次元、現実世界に生きる私たちの物語ということなのかもしれないと思った。
そして、庵野さんがエヴァの呪縛から逃れる物語でもあるのかもしれないと思った。
ありがとう。
さようなら。

そして、思うのだ。
おめでとうと。

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