靴ずれ

新しい革靴をネットで買った。ちょっとそういうリスクがあるかな、と思ったときはたいていそうなるものだ。かかとの縁の部分が固く鋭利なタイプ。案の定、次の日から僕の足首の背中をごりごりと削り、風呂に入れば傷口がしみて、かさぶたをつくることとなった。
話は変わる。自分のチームに可愛くないメンバがいる。顔面の造形の話ではない。もろもろ素直にいうことを聞かず、仕事上フォローする場面がやたらに多いのだ。自分で成長したり気づいたりする場面があればいいのだけど、まだその時ではないらしい。
共に過ごしていくうえで逃げられないのは、靴ずれもそのメンバも似たようなもの。ぶうぶういっても仕方ないので、足に絆創膏を貼るなり靴下を厚くするなりして対処するように、なにか手当てしながらうまいことやるしかないね。皮も人間もある程度柔らかくできているので、そのうち馴染むでしょう。そんな淡い期待を抱きつつ、ほんの少し痛む足を運びながら仕事に向かう朝。

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