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閉じた貝に水は入らぬ

今日はリモートワークである。IT系らしくほとんど出社する機会はなく、ひさびさの出勤日には「なぜこんな重労働が労働前後に発生するのだ、そのエネルギー分を賃金としてほしい」と思うくらいには体力が落ちていることを実感する。

世の中の動きと変わらず、会社のメンバと雑談・飲みにいくこともなくなり、仕事は一応ワークするけど、気持ちとしては孤立感をどんどん強めているのが現状である。上司との1on1面談で心を開いてざっくばらんに話せばよいのだろうけど、数十年にわたってかぶってきた仮面をはずしてホンネをZoomに向かって話す勇気はなく、「今後の目標は?」「やりたい仕事は?」などの問いに「そんなものありません、生きてるだけで精一杯です」とは言えず、お茶を濁す始末。話変わるけど、お茶ってもともと濁っているような気がするけど、いいお茶は透明感があるのかしら。

そんな自己開示がドへたくそな自分はがっちりと口を閉じた貝のようだな、と思った。外からの中からも水(感情)が出入りすることはなく、閉じこもった殻の中で、行き場のない感情は濁っていくばかり。ああ、僕の貝を開いてほしいと願いながら、開かれようとすると全力で抵抗してしまいそうだ。

ちなみに貝で好きなのはホタテで、生よりもバター焼きにしたのが好みです。

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