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雑記|原作とそのイメージ化にどう折りあいをつけようか

創作物には往々にして二次創作物が生まれる。小説や漫画に対するテレビドラマ化、アニメ化、映画化。個人的にはミュージックビデオも音楽に対する二次創作にはいっている。
自分がとても好きな作品がイメージと違うビジュアル、人、音、作品に仕立て上げられてしまったときに、人は悲しみ、怒り、落胆して、あきらめる。
作品を世に広めたり、新しいファンの接点や原作者へのマネタイズのためだと、頭ではわかっていても心はどうにも納得がいかない。「嫌なら見るな聞くな触るな」とフルチンの人が眼前で小躍りしているのをスルーするのはなかなかに心の強さが必要だ。
でも自分が最初にその作品に、その形態で触れて、「好きだ」と思ったファーストキスのような瞬間はどんな他の創作物にも奪われない素敵な宝物だと思うのだ。そのキスの味を忘れませんように、そんなたくさんのキスがこれからも待ってますように、と願い祈りながら日々を過ごしている。

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