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#3 大島(宗像)

写真は大島で撮影したもの。
大島は宗像の北西部に位置する離島。沖ノ島などを含めて世界遺産に登録されたことで有名になった。

が、今回は島の話ではなく写真の色味に着目してみる。
点数はちょっと多め。

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これらの写真、実は色味の補正をほぼしていない。明度が低かったから少し上げた…程度なのである。一見して緑・シアン系色の強さが印象に残る。
まるで寒色系フィルターをかけたようだ。

非常に青々しているが、実際の風景はこんな色味ではない。
どこか牧歌的に見えるが6月の昼間、実際は(暑い暑い…自販機はどこ…)と汗を流して歩き回っていた。実際に大島に行ったことがない人には気候がイメージしにくいとおもうが、船を降りた先では温度・湿度に関してはいたって普通の福岡県が待っている。
それが涼しげに見えるのだから写真は信用ならない。


【これらを撮影したカメラについて】

普段風景を撮るときはNikonのD7000を使っているが、この時はD7000所持以前に使っていたD3000というモデルを持参した。理由としてはとにかくボディが軽く、スナップ目的の撮り歩きにかかる負担が減るため。解像度などはD7000に劣るが、軽さによる取り回しの良さは正義である。

詳細は割愛するが、D3000のセンサーは暗所に弱いが晴天の日は抜群にいい映りになる仕様。その特徴とレンズ特性(タムロンの180-200m)が相まってこのような独特な色味になったものとおもわれる。
以前にもオールドレンズを付けたとき、異常にコントラストが強くなったことがあり、どうやらレンズ特性が過剰に出てしまうカメラらしい。


同日にフィルムカメラで撮影したモノクロ写真を加えておこう。
全然印象が違うはずだ。

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普段は補正ありき、事後に調整すればいいという考えで撮影するので「撮って出し」はあまりしない。だからこそ帰宅後に画像を書き出した瞬間、なんだこれ?と逆に新鮮な体験ができた。色味を変えるのはもったいない!と、そのままにした。日付ごとに並ぶ写真フォルダのサムネイルが、この日だけひとつ飛びぬけて色味がおかしいので浮いている。


この時以降、D3000は使う機会がなくなったことで売ってしまった。
しかしサブのカメラでもメインには撮れない独特な写真を撮ることができ、予想外の結果をもたらすことがある…と、この件で学んだ。

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↑これなんかはやはり色味が独特なのに加えてキリっとしつつもゆるいピントのためか、へにょっ…とした絵面が良い。

撮:2017/0617


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