【大会】平尾台クロスカントリー2023/10km(2023/03/19)
基本情報
開催日: 2023年3月19日
走行エリア:平尾台
距離:約10km(YAMAP計測値)
標高差:+366m -368m(YAMAP計測値)
制限時間: 2時間
開始時間:朝10時30分
平尾台は福岡県北九州市小倉南区にある国定公園であり、クロスカントリーでは数多の石灰岩が裸出した羊群原をはじめ一部林間コースを含めた変化に飛んだ10kmを楽しめるコース。3kmの部もあるがそちらはカルストを走らない。
ちなみに区分としてはクロスカントリーながら非常に起伏が激しくトレイル比率が高いので、実質トレイルランニングの大会とみなして差し支えない。よってタイトルの区分をトレイルランニングにしている。
4月に行われる平尾台トレイルレースとは別のレースで、クロカンのほうはトレイルランナー一色というわけでなくロードレーサーっぽい人だったりカジュアルに楽しむ雰囲気の人が多い(コースはきつい)
動画
※写真をほとんど撮ってないので適当に動画からキャプチャする。
会場・スタート前
1年ぶりの平尾台。1年を通して一番いい季節は間違いなく春。
気候はとても気持ちよく、走っていて気持ちいい道。
以前一度夏に平尾台トレイルレースのショートをトレースしようとしたところ、道中が藪漕ぎどころではないレベルの草になっている箇所があり散々な思いをした。多分この大会で言うと7kmくらいにある登りだったと思う。
朝8時半くらいには到着。参加者はほぼみな車で道が混むのでこれくらいがいい。
記念Tで大会に出るのなんていつぶりだろうか。
これは普通に練習用でけっこう着ると思う。
受付から出走まではけっこうな時間がある。と余裕こいてちょっとゆっくりしすぎたのでアップはほとんどできなかった…
中学生の出る3kmの部が終わってから急ぎ準備し、スタートに備える。
なんだかんだこの瞬間は緊張する。
スタート 0-5km
10時半ちょうどにスタート。
どんなものか、とほぼ先頭近い集団についていく。
先頭はとびぬけて速い。さすがに飛ばしすぎかな、と時計を見ると1km/3:30くらい。これは潰れるわ、とペースダウン。
最初だけ飛ばしてすぐ落ちるという、もっともカッコ悪いムーブなのだけど羊群原からが本番なので無理はしない。
2kmからクロカンらしくなってくる。
この大会でも最も美しい場所はこの辺り。右手に苅田・行橋方面が見渡せるし、左と前方には広大なカルスト。アップダウン自体もここから激しくなり始めてくる。
通常であれば2つ目の大きな登り辺りで渋滞が発生する。
特に後方だと数分の遅れに直結するレベルで進めなくなることを知っていたのでスタートは突っ込んだ。画像では混んでるように見えるけど実際はそうでもなく、パワーウォークせざるを得ない傾斜ながら一定のペースで進み続けておりロスはない。
羊群原のアップダウンを繰り返すとエイドが近づく。
10kmで給水いる?と思われるかもしれないけど、わりと暑く保険として飲んでおいた。ロスは10秒くらいなので心拍を落ち着ける意味でも悪くない。
この時点では4.8kmくらい。
ここからもほぼ同じ、むしろそれ以上の強度でレースは続く。
5km-10km ゴール
エイドから少しだけ進むと5kmの看板。
ここからもバリエーションに富んだルートを進む。
カルストと言えばドリーネ。案内板が親切にもあり、更に野焼きの後なのでくぼみはわかりやすい。ちなみに夏にきたら緑一色の草が足高に生い茂るため全然違う見た目になっている。
6kmくらいから林間コースをいくつか走っていく。
短めの林がいくつか接続され、民家エリアを出た後に最もきつい坂が待っている。ここはトップ層以外走り切るのが難しいエリア。自分は当然歩いた。それもわりと早めに即断してパワーウォーク。心拍があがりきっており、ペースは序盤より遅かった。
坂を昇り切り、林間を出ると少しの坂を昇って7km地点へ。
まだ3kmあるのか…と思いつつも、2kmはほぼ行きと同じ道なのでカルストは1kmということになる。少し名残惜しい気持ちになってくる。
記録は54分台。昨年の記録よりは若干速い程度でフィニッシュ。
悪い方ではないのだけど、これくらいいけるでしょ、と見積もってたタイムや自己ベストよりは遅い。前週のクロストレイルの蓄積疲労や仕事が繁忙期で平日全く走れてないことを加味してもなんだかな~という気持ちではあった。
まぁしかし楽しかったのでそこは良しとする。
簡易なデータ
アップダウンの数字的にはそこまでではないけど、とにかく数が多い。
タイムを意識してペースを保持する場合はマラソンペースより少し落ちるくらいになるのだけど、勾配を加味すると心拍レベルが下がる場所がないので10kmとはいえかなり疲れる。
ミドル、ロングトレイルレースよりスピードが速く休まないためこっちのほうが心肺的にはきつく、ガーミンの心拍ゾーンはとんでもないことになっていた。
こういうレースで記録を出すためには同じような負荷での練習、つまり心拍数をゾーン5から落とさず坂を登るトレーニングしないとダメだな、と思った。つまり平日できる範囲で近いのは階段や坂ダッシュを繰り返す練習が近い。つらいやつ。
まとめ
毎年出てるので特に新しい完走はないけど、やっぱきついながら楽しくて春の訪れを実感できる大会だなと思う。
クロスカントリーではあるけど実質トレイルランニング入門、もしくはスピードトレイルレースである。実際自分も「トレイルランニング」という言葉を知る前に出ていた大会で、これが楽しいから本格的に入門したという経緯がある。
今年は初めて平尾台クロスカントリーと平尾台トレイルランニング両方に出場する。まだ春の平尾台は終わらない。次は40kmを楽しみます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?