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トレイルランニング:金八縦走 八天/土器山-金立山-金敷城山-復路ロード(2023/06/11)
【基本情報】
実施日: 2023年6月11日
走行エリア:八天神社-土器山-猿岳-腰巻山-大峠-金立山-名尾峠-金敷城山-ロード経由・八天神社
距離:約27km
標高差:ガーミンによる測定値 934m(起動忘れ含む)
YAMAPによる測定値:+1485m -1488m
いま佐賀県の中で最も熱いスポットは吉野ヶ里(遺跡)ですが、そのすぐ近くの佐賀市・神崎市にある金立山・金敷城山と八天(土器)山を結ぶ縦走路が頭文字をとって金八縦走と呼ばれており、ランにもちょうどよい距離ということを知り個人的には熱いところです。ちなみに武田鉄也は福岡出身ですが全く関係ありません。
動画
八天神社登山口-八天山
神社から登山道が直結してます。まずはここからスタート。
ちなみにもともと山岳信仰の霊山で、時代によっては修験霊場だったとのこと。名前は2つあり、土器山と書いてかわらけやまと読みます。読めるか。
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登山道は花崗岩を掘って作られたとのことで、他にはないかなり独特なトレイルとなっている。難しくはないけど文字通り岩を登っていくような箇所もけっこうあり、平野部に近い400m台の低山とは思えないような楽しい登りが堪能できる。
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次の写真は一番ハードな登りを終えて上から撮ったもの。ここは直登になっており、高さもけっこうあるので手を使わないと絶対登れない。しかもあまりひっかける場所もないし、滑りやすいので人によっては難所かもしれない。あと単純に道が狭いので荷物が多いと進めないかも。
この辺は静止画だとわかりづらいので、冒頭に載せた動画を見ていただければ伝わると思う。
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このポイントを抜けると展望ポイントにつく。
山域全体を通して奇石が点在しており、奇石ファンにはたまらなさそうだ。西の端に巨石パークがあるのも頷ける。ちなみに珍スポットっぽい名前の割に登山装備が必要なハードコースらしい。
石の上には登れるので奥まで行くことができるが私は高いところが苦手なうえにシューズがやや滑ったのでやめておいた。私はビビリなのだ。
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山頂まではほんの少し登ればつく。こちらも眺望がよく、だいたい先ほどと同じ広さで神崎市方面を臨める。
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八天山~金立山
ここからは普通の登山道という感じになる。
まずは猿岳に向かっていく。
八天山-猿岳
基本的に道はシンプルだけど、たまにわかりにくいところが点在している。以下の写真は右に降るほうが正解っぽいが左手に登るのが正しく、進行方向で言えばそのまま進む、となる。
方向指示も足元をよく見るとおいているけど、色がくすんで風景と同化しかけているため見落としかねない状態になっている。
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このように絶妙にわかりにくい分岐が多く、コース記載のルートにはなっているもののYAMAPの地図ではただ道迷いになっている…みたいな箇所が点在する。テープもそこまで多くないのでコースアウトに気をつけたいところ。
やや急登含む登りを進んでいくと猿岳につく。土器山からは1kmくらいしか離れてない。
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猿岳-腰巻山
腰巻山までも登りが優勢。そしてここからは藪がしんどい。
道が狭いので植物が生長するとすぐ覆って藪化するパターンのようだ。色々なタイプの植物が群れなして藪になろうとしており、とても走れる状態ではなかった。走ると痛かゆい。
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前方は藪な感じなうえ、道自体もわかりにくくなる。YAMAPの地図をこまめに見ていかないと初見では間違うポイントが多々ある。
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土器山でも見た奇石群がこの経路にもある。開けたところにありなかなか立派。休憩にも良さそう。
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巨石群から登り続けて再び藪を抜けると腰巻山に到着する。
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実はこの縦走で最も標高が高いのはこの514m地点、金八を冠していない山が最高点ということに後で気づいて何とも言えない気分になった。
腰巻山-金立山
峠に向かって一旦高度を下げていく。
やっとちゃんと走れる区間だ。スギ地帯は特に気持ちいい。花粉さえ散らさなければ走りやすくいい山域になる。
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峠に向かうまでに一部林道と接続可能な箇所もあるけど、すべてトレイルを進んだ。どこから合流できなくなるかがわからないので…。若干迂回するけど距離的には大差ない。
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竹林に合流する付近はわりと荒れ気味で、藪の中に硬い枝か何かが混ざっているなど、わりと危なかった。ただでさえかゆいのに痛いまで足されるとさすがに参ってしまう。少し慎重に進む。峠周辺は鉄塔が多く、3-4ほど確認できた。
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鉄塔は基本的に峠に近い位置にあるので、見つけたら登山道終点の目印になる。大峠の合流地点は佐賀市・神崎市のちょうど境になっている。
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上の写真だと反対車線側に沿っていくと金立山登山口が現れる。ちょっとわかりにくい。
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金立山はこの縦走路では最も登山者が多い山だからか、こちら側からのルートも整備されていた。少なくとも藪はない。広い道も多く、登り中心とはいえ走れる区間もある。
峠からあまり離れてないので山頂まであっという間の印象だった。
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金立山~金敷城山
山頂からそのまま降って舗装路経由で西に進めば縦走路に合流する。
なぜかYAMAPのポイントに大門展望台がないため、大門…?と疑問に思いながらもルートは合っていたのでそのまま進む。細かなアップダウンこそあれど、基本は標高を下げていく。
しばらく進むと展望台に着く。
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足元も白砂に変わっており、開けた雰囲気もあって大峠の前後でルートの印象が変わる。こちらは狭い道が少ないので進みやすい。
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この付近から遠くない場所でパンパン聞こえたので自衛隊関係かな?と思っていたけど、調べてみると射撃研修センターがあるとのこと。なるほど。
白砂が広がった地帯を左手に降っていくと舗装路に合流する。これが名尾峠。そこから舗装路方面に進んで左手側に金敷城山への登山口がある。これは一見してわかりにくい。壁面から乗り上げて合流する。
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金敷城山まではすぐの地点。しかし、登頂後に写真を撮り忘れた。
山頂からすぐに舗装路へつながっている道(南方向)があるけど、これは下山ルートではなく西側に進んでいくのが正解となる。
降るだけかと思ったら少し登って…という謎の経路をたどると分岐点につき、今度こそ後は降るだけとなる。沢などを降っていれば正解。
降りきる手前の休憩所で名尾峠までは行けたけど金立山までの位置がわからなかった、という方たちがいたのでルートの説明をした。
そう、確かにルート案内はあるにはあるのだけど縦走路全体を通してわかりにくい。道自体は明瞭なはずなのに、何がわかりにくさせているのかと考えたところ、道Aが道Bにつながっている…というイメージがしにくいのが原因じゃないかと思う。縦走路ルートを通る人がそこまで多くない低山だからこそ記録や指示と差異が出てわかりにくい、というよくあるパターンである。
金敷城山~八天山神社
さておき西側の端にある神社を過ぎて登山口にたどり着く。
金敷城山からは西に進み続ければ巨石パークまで行けたのだけど、終着点からどう進むか不透明だったので下山とした。
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・蚊が多い
・藪がしんどい、隠れ枝は危ない
・水が足りない
上記の状態だったので金敷城山の時点でピストンはないな、と判断して復路はロードを進むことにした。もう完全に夏山になっており、想定以上に水を飲んだため復路の山道では絶対に足りないということが決め手となった。
ロードは終わってから計測すると約11km。曇ってはいたけど暑さはあったし、縦走中に登りを走る練習などいれたことで疲労があった。最短経路のバイパス沿いの道はアップダウンが激しく、わりと峠走並みの標高差を獲得してしまったため結局半分くらい歩いて進んだ。確認したらこの距離で110分くらいかかってますね…もはや走ったと言えないのでは…?
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まとめ
縦走路で一番印象に残っているのはやはり土器山。佐賀は黒髪山しかり、低山ながらハードな登りが楽しめる山がけっこうある。土器山は知名度はあまり高くないけど面白くていい山だった。
一週間前に宝満山(三郡縦走ラン)行ったときはそうでもなかったのに、あっという間に完全な夏山ムードになってしまっていたので装備も整えよう。特に補給関係と、なにより虫対策…。
走行ルート
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ちなみにこの復路、バイパス沿いに進むと自販機がほぼないのでご注意。完全なまっすぐにはなっていないので、あっちいったりこっちいったりで蛇行して進んでいきます。
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