#8 都市高速
Lightroomはデジタル写真の管理・現像に使用するアプリケーションである。写真をたくさん撮る人なら今や必須レベル。
SDカードなどの外部メディアから抽出した画像・動画データを「カタログ」と呼ばれるディレクトリで管理する。その中で補正をかけたり、RAWデータに修正を加えたうえでJPEG等に変換し書き出すことができる。元データに影響を与えない非破壊編集がポイント。一枚の変更を大量のデータに同期して書き出せるため、Photoshopで一枚ずつ行う手間が省け非常に便利だ。
基本機能としてはだいたい上記が使用されるが、実はけっこう色々な機能がある。その中のひとつが「パノラマ合成」だ。
今回はどのような写真ができるか、を踏まえて書いていこう。
パノラマ合成のために必要な条件は「近似する連続した写真を複数枚そろえる」こと。向きは縦・横どちらも可能。軸がずれていなければアプリ側である程度は自動で補正してくれる。
例として、冒頭の画像の全体図を見てみよう。
めっちゃ長いでしょ。
たしか3枚を合成した記憶がある。自然で繋ぎ目がわからない例。
これがテクノロジーの力。
パノラマ合成を作るにあたって最低限のポイントになることは以下であると考える。
・撮影時は極力三脚を使用し、軸がブレないようにカメラを動かす
・被写界深度は極力深めにする
・ディテールに目がいくような被写体を選ぶ
・目の動きを想定した、動きのあるラインをつくる
要するに、せっかく長いのだから情報を詰め込んで変化をつけよう!という発想。想定されるシーンとしては超広角が生かせる状況、たとえば登山時の山頂などが筆頭になるだろう。あと縦長なら滝なんかもいい感じになる。
Lightroom(もしくはPhotoshop)はスマホのパノラマ撮影より継ぎ目が自然になるので覚えると使えるかもしれない。
今回は特に写真を撮影した背景については説明がなかった。
写真自体に思い入れがあるわけでなく、ほぼ習作で「パノラマ合成という機能があると知ったのでテストしたら案外よかった」感じだから仕方がない。
解説がないと自分の中でなんかすごい写真、で終わりそうだから注釈を記してみた。
書いてて思ったがやはり技術寄りの解説はどうもしっくりこない感じがある。書いてておもしろいところはあんまないし。たまにやるならいいんだけどね。
撮:2018/0615
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