Quest3 雑感 その3 (理想と実際)
Meta Quest 3を購入し、隙間時間に使用した雑感 その3。
今回は不満に感じた点などどちらかというとネガティブな感想が多い事に注意してほしい。
あくまで僕の環境での話なので、当てはまらない人も当然いる。
これまでのnoteは以下から。
マルチモニター
SNSでQuest3の使用状況を眺めていると、PCのバーチャルモニターを複数だしている場面を見かける。
たしかにマルチモニターは便利だし、あった方が良いと思う。
ただ、我が家はすでにトリプルモニターなので、この恩恵は全くなかった。
しかも、Quest3には普段使いのMX Keyとマウスを接続しているので、Quest3を装着しつつバーチャルモニターを見てMX Keyとマウスを操作する事になる。
この時点でバーチャルモニターの意味は全くなく、実際のモニターを見ながらMX Keyとマウスを使った方がマウスカーソル追従性の観点からもはるかに良い。
装着までが手間
実際には頭に被るだけなのだが、まだ生活になじんでいない事もあり少し覚悟(というか精神的な助走)が必要。
頭に被るだけなので手軽と思っていたが、思ったより(精神的に)手間だった。
また、装着時に顔にあたるクッション部が少し痛く、意識の20%くらいはそちらに持っていかれてしまい没入することが難しい。
純正のシリコン接顔部を購入したので、軽減されることを期待したい。
メガネの着脱くらい楽だったら良いと考えているので、XREAL Air 2 Proという選択肢も考えている。
おそらくVision Proもこの点は大差ないと思っているが、Vision Proに期待する機能は、2023年中にiPhone15 Pro/MAXでも使用可能になる予定の「空間ビデオ」の撮影および撮影した動画の視聴なので恐らく問題にはならない。
愛するスナネズミたちの動画を、そこにいる様に見ることができるという体験は何にも代えがたい。
バッテリーの持ちが悪い
実行するコンテンツにもよるだろうが、拡張バッテリーを使っても2-3時間程度。
2-3時間あれば電源ケーブルを接続する必要はないと思っていたが、映画を見る場合は結構微妙な時間だと気づいた。
3m程度のPD-USBケーブルで給電しているのでバッテリー切れの恐れはないが、どうしても動きが制限されている感がある。
重い
これは慣れの部分も大きいと思うが、初めてHMDを使った素人の素直な感想。
Quest3の使用用途を考えている時に、しばらく休んでいたNintendo SwitchのFit boxingを大画面でやってみようと思い立ちセットアップを進めていくうちに、この重量を頭につけたままそれなりに動き回るのは現実的ではないと気づき、中止した。
僕にとってのFit boxingの良さは、コントローラーを持てばすぐにできるところにあるので、Quest3の準備という要素が入ると、そもそもFit boxingをやらなくなるという本末転倒が起きる事が簡単に予想された。
ちなみにMeta StoreでQuest3用のboxingアプリも試してみたが、Fit boxingと比べると完成度が低すぎて話にならなかった。
ここからは今後への期待について記載する。どうすればQuest3の稼働率が上がるかと読み替えてもいいと思う。
音響がものたりない
映画を見る際、Quest3内蔵のスピーカーだと、映像への没入感がある分、逆に物足りなく感じる。
前述の外付けプレイヤーからの直接読み込みであれば仕方なしと割り切れるが、PC経由のvirtual desktopで見る場合は既存のアンプで聴きたくなる。
結果、映像はQuest3、音響はアンプという統一感のない状態になる。
今後への期待
外付けUSBドライブから直接Blu-ray(Ultra HDを含む)を読み込む機能
現在だとPCにBlu-rayプレイヤーを接続し、Virtual Desktop経由で映画を見ることになる。
リッピングしたファイルを読み込むという手もあるが、市販品のBlu-rayに施されているコピーガードを解除する事は違法なのでここでは考えない。
せっかくUSB Type-Cがあるのだからここに直接ドライブを接続して映画鑑賞をしたいという事と、前述の通りQuest3使用時に必要な精神的な助走は映画をみるときのそれと(僕の中では)同カテゴリーなので逆に相性が良いと考えている。バッテリーの削除
矛盾に感じるかもしれないが、バッテリーを持たないモデルがあってもいいと考えている。
いわばビジネス向けであり、軽くて装着しやすい代わりに電源は有線接続のみ。
長らくリモートワークを続けてきたが、この手軽さなら仕事にも使える気がする。ソフトウェアの充実
今後やりたいことの一つに、VRでの語学学習がある。
ざっとストアをみたところ、まだ良さげなソフトウェアがなかったのでこれからに期待したい。