虎ノ門ニュース「高市早苗」編V2 ③

前回からのつづき>

(有本)そういうことでですね。昨日記者会見をされたんですけれども、実はその中でいくつかですね、ちょっと我々も含めてちょっと疑問に思う点もあって、それをちょっと伺いたいかいうことなんです。一つは田北さんもちょっと疑問に思ったと計算でおっしゃってたんですけれども、福島原発の処理水の海洋放出の問題ですね。これは説明をされていましたけれども、改めて高市さんのブログというかコラムですね、ウェブサイトのそれを拝読すると、こういうことかというのがわかるんですけど、ただ、我々はですねこれ菅政権で放出を決めたときに、私達としては、もうこれはその科学的には問題ないし、それから世界中の国々も皆、このレベルよりもっとね、高いレベルで海洋放出してるんだから、うん、問題ないんじゃない、むしろ遅すぎたぐらいじゃないっていうことをこの番組でも言ってたんです。ただ、このブログ、今年の4月ですかね。これを読むとこのブログの後半に、今回の高市さんがおっしゃってることの意味がわかってくる部分があるんですけれども。

(高市)はい。で、今日持ってきたんですよ。いやだから私が最近まで知らなかったこの紙ですね。アップになりますか?この辺。

<カメラアップ>

画像3

https://youtu.be/Hoe2Gn3y5l4?t=5503 より)

(高市)はい。これは福島漁連の代表に対して、私の名前で勝手に出されていた文書です。それ経済産業大臣の公印がちょっと歪んでつかれてて、このときにあの宮沢経済大臣が3日間の海外出張中だったんですけど、でもこの文章を勝手に発出された日っていうのは、宮沢経済産業大臣と財務大臣が海外に出たときってのは、必ず総務大臣がその間の職務代行します。でもその夜に大臣が帰ってくるっちゅうのに、その日の昼間にですね、私の名前を勝手に使って、この文書、私一読もしてませんよ。ここにですね、やっぱり業連に向けて、まず「漁業関係者を含む関係者への丁寧な説明と、必要な取り組みを行うこととし、こうしたプロセスや関係者の理解なしにはいかなる処分を行いません」って書いてあるんですね。そうすると今ご理解いただけてない状態ですよね。っていうのはやっぱりあの同盟国のアメリカですら、今、日本の東北だけじゃないですね、北関東、南関東、東海地方、信越地方に至るまで、それも漁業関係だけじゃなくて農林水産物、これを輸入禁止したり制限をかけたりしてる。こんな国々がたくさん残ってるんですよ。それもう風評被害を払拭する外交がまず先でしょうと。で、ここのままね、もしもあの放出ってこと、これ安倍総理が発表されたとき、自民党誰も知らなかったです。つまり資源エネルギー調査会、そういう調査会の会長も知らない、政調会長ももちろんご存知ない、環境部会の人たちも知らない、誰も知らない状態でいきなり発表されて、私の名前で業連に約束している。ここに私は怒ったんですね。だから本当に2年後に放出するんであれば、もう必死でですね、まず今輸入禁止措置とってる、まず一番もう輸入全部駄目よと言ってるのアメリカですよ、同盟国ですよね。ここに対して真摯に、日本人私達みんな美味しくいただいてるんですから、福島県の物を美味しく私達はいただいてる。福島だけじゃなくて南関東あたりのものもですね。それは牛乳とキノコとかいろんんな種類の食品がまだ輸入禁止、また輸入制限の対象に、それも非常に幅広い国や地域でなってる。まずはその払拭をしていくための外交が必要でしょうと。じゃないと、騙したことになるんです、私を名前で日本国政府として。これを見て私は怒りました。

(竹田)ちょうどオリンピックのね選手村で、アメリカの選手も福島産とか東北産のものを食べておいしいって皆さん何度かありましたので、話のきっかけとしてはいい。

(高市)そうですよね、はい。だからもう直接ね大統領にも、そしてまた向こうの政府関係者にもですね、しっかりとこれを説明できる。通商代表部も含めてね、説明できる環境というのはやっとでき始めたかなと。でももっと早くろれをやるべきでした。じゃないと、これはこの発表があった後これ8月26日、共同通信配信ですが、これ全国漁業連合会会長、改めて断固反対と。要は約束を破られたと、不安払拭のために様々な申し入れを官邸にしたのに官邸から回答がないと、いうことをおっしゃってるんで、やっぱりこういう重大なことで、場合によってはこれあの日本全国に波及しますから、この風評被害が。何かそうなると、もう本当にあの日本の食品を輸出して輸入していただけない、食べていただけないという状況が起こる前に、まずその外交努力と、で、関係者の理解を得る努力をしてほしいと。いきなり発表するのは簡単ですけど、ただ2年後からの排出ということですよね。だからその2年間にどんだけ知恵絞れるかで、今だったら2年後に今溜まってるやつを処理して排出していきますと、いうことなんですが、実はね毎日毎日毎日毎日出てますね。つまり建屋のところを水が通っちゃうから、汚染された水が毎日出ちゃう。これ毎日この100万tずつですね、その汚染された水が出て処理してと。これを繰り返しすると、これを繰り返してるといつまでも海洋放出を続けなきゃいけない。これをやっぱりね、止めるためには、これ東京電力も可能だと言ってるし、事業所も可能だと言ってるんですが、建屋に直接遮水をすると。これをしたら、汚染された水が増えませんから、まずそれをやってください。そうすると水が増えていきませんのでね、2年後までにもうタンクがいっぱいになりますという状況、まず一旦止められますよね。そこで皆さんの理解を得る時間をちゃんといただけると。このまま放出してもずっと毎年毎年これから10年経っても20年経っても排出続けるんですかってことになるんで、改善策、ここに知恵を絞らなきゃいけないと思いますね。もうあの騙すのはやです。日本国政府が遅くっていうのは嫌です。

(有本)高市さん言われてるのは、処理水が害があるというふうなことを言っているわけではなくて、客観的な情勢として実際にまだ日本からの農産物とか受け入れてない国が、今これ資料見たら香港、中国、台湾、韓国、マカオ、アメリカっていうのが…

(高市)完全に停止してるところですね。

(有本)そういうところがある。こういう時の情勢鑑みて、理解を得られる努力をするべきだという話で、その福島の農産物とかそういうところが、もうそれが汚染されてるって言ってるわけじゃないというところは、うん、いいですよね。

(高市)そう。だって私は国会の食堂だって各中央官庁ですよ。あの食堂だって、でも福島県産を主に入れてますよね。なんか私達は美味しくいただいてるんですよ。福島県だけの話じゃなくて、関東とかも静岡とかね、ずいぶん離れた場所まで幅広く輸入禁止対象になってたり、あと輸入制限かけてるとこまで入れたらほんと数多いです。15ぐらいですかね、制限かけてる国も。

(有本)結局だからこれ、今ねちょっと誤解が広がっていて、まるでそのだから科学的にはもうもうこの問題解決してるんだけれども、そこを高市さんが理解してないんじゃないかのような誤解がちょっと広がってしまってるんですけど、そういうことではなくて、結局順序違うでしょとことでして、要するに福島のね、漁業者の方たちの大からの要望があった。これに対して日本国政府がこうします、と言ったことの約束を果たしてなくて、しかも、そこに高市さんの名前が書かれている。

(高市)しかも公印付きでね。それはこの約束を破るっていうのは、絶対これは日本国政府に対する国民の皆様の信頼を失いますから。それだったらもう死に物狂いで、輸入禁止してるところ国を周ってですね、関係大臣が、これ外務大臣も含めて、周ってこれちゃんと食べていただけるようにすると。それからやっぱり、これ以上をどんどんどんどん、要は汚染水を増やさない。だからその直接遮水は可能だって、東京電力もそれから建設会社も言ってるにもかかわらず、そこに着手しないでしょ。それを一刻も早く着手したら、別に2年後にタンクが満タンってわけじゃないし、ずっとずっと流し続ける必要もないし。普通に正常に稼動してる原子力発電所からも出てますよね。トリチウム出てますよね。ただ、これ事故機ですから事故を起こしたところですから、それ以外の核種、様々なもっと違う核種もありますからそういったものを含めて、大丈夫ですよということを科学的に説明し、なおかつ増やさない措置、これはもう建屋に直接遮水しかないと私は思いますけどね。そういうことをやる、やっぱり関係者、これも気の毒すぎてね。農業者もあと牛乳なんかも、乳製品なんかも対象になってるんですよ。だから、このやっぱり風評被害払拭するのが先でしょうと私は思います、宣言するより。宣言するのは簡単なことかもしれないですが、2年後に本当に責任持てるのかって言ったら、たくさんの生産者やね、流通業者や私達は喜んでいただいてる私達日本人の気持ちもありますから、これやっぱり外交努力ものすごい必要ですよね。

(竹田)この問題はもう敷地が限られていて、その2年っていうのはもうそこで放出しないと溢れてしまう。私聞いたんですよ、もし何の措置もせずに敷地いっぱいになったらどうなるんですかって聞いたら、受け入れるところは他ないですから、どうしても管理されないままだだ漏れになってしまうんですね。だからもうお尻が話を今ギリギリの話をしてますけど、本来ならもっと早くからここがお尻なんだということで、その穴埋めをするしていかなきゃいけなかったんですけども、それがようやく今もう今始めて準備してそれでようやく2年後に出せるっていうところですから、確かそのお尻の決まってる話なんだということを結構理解してない人多いと思うんですよね。そこの中で…

(高市)やはり遮水、直接建屋に対する直接遮水をやってない。それが建屋に上から雨が降ってくる。建屋の上を覆って工事、これも可能かっていうのは可能だって言ってんですよね。ほんならそういうことで毎日毎日出てくる、まず汚染水を減らすということ。この措置をやっていればね。まだ2年じゃなくても持つのは持つんです。その間にもうできるだけ早く、やっぱ風評被害の払拭ちゃんとしなきゃ。これ全国に広がりますね、うん。全国の漁業連合会の会長、多分島根県の方だと思いますが、その会長がこれだけの声明を出しているので、これ全国に広がったら大変なことになりますね。最大の努力をやりましょう、これからの時間で。

④へつづく



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?