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ときに川は橋となる/オラファー・エリアソン

東京都現代美術館での展示をみてきました。
気になっていたオラファーとの初対面。わくわくしながら向かいました。

「ときに川は橋となる」は今回の展覧会のための新作のタイトルであり、展覧会のタイトル。このような意味が込められているそうです。

「〈ときに川は橋となる〉というのは、まだ明確になっていないことや目に見えないものが、たしかに見えるようになるという物事の見方の根本的なシフトを意味しています。地球環境の急激かつ不可逆的な変化に直面している私たちは、今すぐ、生きるためのシステムをデザインし直し、未来を再設計しなくてはなりません。そのためには、あらゆるものに対する私たちの眼差しを根本的に再考する必要があります。私たちはこれまでずっと、過去に基づいて現在を構築してきました。私たちは今、未来が求めるものにしたがって現在を形づくらなければなりません。伝統的な進歩史観を考え直すためのきっかけになること、それがこうした視点のシフトの可能性なのです。」

キーワードはサスティナブル、再生可能エネルギー、気候変動への働きかけ。

私は、アーティストの作品に込めた意図・ビジョンも汲み取りたい・理解したいなと思う一方で、何をどう感じるかは受け手次第。自由に、感じるままに楽しもう派なのでそのように。

太陽の中心への探査

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ガラスでできた多面体。ソーラーエネルギーが生み出す光と動き。壁や床に映る影もが綺麗で、私も作品の一部になった気分を味わってきました。

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妊娠中の良い記念になったわ

あなたに今起きていること、起きたこと、これか起きること

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オラファーが準備したのは、床に置かれた数色のライトのみ。ライトの前に立つと、影が壁にうつって作品になる。
ここでダンスとか見たいよね。

ビューティー

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上から落ちるミスト状の水に光を当てて虹を再現する。
(写真があまり綺麗に取れなかったんだけど)
ミストの後ろ側に行ってもよくて、自然の中にいるような感覚。

ときに川は橋となる

水と、スポットライト、その光の反射を受け止めるスクリーンで構成された作品。
白と黒の世界に、ゆらゆらと、新しい形が次々とできてゆく。
好き。

他にも面白い作品、実験的な作品がたくさんあって、とても素敵でした。

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