カブ作り④(2018.5下書き)
【土壌作り(知識のインプット)】
□ 横文字に強くなる!!
カブ作り②に出てきた『PBR』のような横文字が多数あるので、今回はその横文字を栄養にしていきたいと思います。
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・ ROE → Return On Equity
日本語では「株主資本利益率」や「自己資本利益率」と呼ばれる。
会社が資本に対して、どれくらいの比率の利益をあげているのかを示した数字のこと。
例)資本金1000万に対して、利益100万の場合→ ROE10%
となる。
『ROE』が高い方が運用利回りが良いので、そういった会社の株は当然値上がりする。08年3月期『 日本平均ROE8%』に対し、『アメリカ平均はROE20%』となっている。
アメリカと比較すると事業の収益性【ROS】が低いのがわかる。ちなみに、
・ ROS →Rate of Sales
日本語では「売上高経常利益率」や「売上高利益率」と呼ばれる。
企業の売上高の経常利益の割合をパーセンテージで表したものです。
ROS=経常利益÷売上高×100
ROSは、企業の収益力を判断するための指標として用いられています。ROSは、同業他社のROSの値と比較することで株価の割安、割高を判断することができます。
ROSは、企業の決算短信などから算出することができます。なお、ROSで用いる経常利益と売上高は、個別業績予想を用います。
・ BPS →Book-value Per Share
日本語では「一株純資産」や「一株当たり株主資本」と呼ばれる。
【 純資産(100万)÷ 発行株数(100株)=1万円 】
今、この会社が解散すると、1株につき1万円が返される。
BPSは会社の安定性を見る指標として使われ、通常、その数値が高ければ高いほど安定性は高いと言えます。
・PBR → Price Book-value Ratio
日本語では「株価純資産倍率」と呼ばれる。
株価を一株当たり純資産【BPS】で割ったものをいいます。
※ 詳しくは『カブ作り②』をご覧ください。
・EPS → Earnings Per Share
日本語では「一株利益」と呼ばれる。
純利益 ÷ 発行済株式数
これは、企業の一株当たりの利益額で収益性を見る指標で、税金を支払った後の企業の純利益を発行済株式数で割って一株当りに直したものとなっています。
・PER → Price Earnings Ratio
日本語では「株価収益率」と呼ばれる。
現在の株価 ÷ 1株利益【 EPS 】
株価を利益面(企業業績)から見て、「割安」か「割高」かを判断する際に使われる投資指標をいいます。
分母の一株当たり利益には、実績値よりも今期の予想値を使うのが一般的です。例えば、株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、PERは10倍となります。
【PER】が小さい会社は利益をたくさん上げている割に株価が安い会社だし、【PER】大きい会社は利益が少ない割に株価が高い会社とゆうことになる。
※ 平均値 日本 20倍 アメリカ 17倍
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『BPS(1株純資産)』『PBR(株価純資産倍率)』がその会社の資産に注目して、その株がお得かどうか分析する指標!
『EPS(1株利益)』『PER(株価収益率)』はその会社の利益に着目して株式を分析する指標!
特に重要なのは『PBR(株価純資産倍率)』『PER(株価収益率)』!!
平常時のマーケットでは、『PBR』が異常に低い銘柄については、企業の存続自体に大きな問題があるため、手を出さない方が無難です。
これに対して、株式相場全体が大きく下落した場合には、平常時では『PBR』が1倍を下回らない優良銘柄まで1倍を下回ることもあり、長期投資の視点においては、銘柄をうまく選べば、良い投資機会となることがあります。
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