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人間の主義なんてさ、愛でひっくり返りませんかね

ワインを飲んで、電話をして、そのまま昨日は寝落ちしました。
久々の飲酒に脳と肝臓がフワフワして、心地よく飲み込まれてしまったんだね。

借りた本を読む勇気がなくてずっと持て余している。
「生まれてこないほうが良かった」というタイトルで、生物学的に子どもを産むことが一応可能な私は、このフレーズだけにでも胸が締め付けられるのだ。
んー、胸が締め付けられる理由としては間違えているのかもしれない。女性にも、反出生主義を心に留めて生きている人達はいるから。

身体は遺伝子の乗り物なので、「増えたい」という欲求は人により濃淡あれど抱えているはず。自分自身にもある。
いつかパートナーと親になれたら、何となく、何故か、幸せなのでは?
反出生主義に反論するには全く理論だった動機も持てない。結局エゴや、短絡的な生き物としての本能に抗わず流される脳みそです!って宣言しているみたいで少し嫌。

好きな人がいて、パートナーになれたら、もし子どもが授かれる性別同士だったら、子どもが好きだったら、「子供がほしいな」と思うのはそんなに罪なことなのだろうか。
いや、本当は読まずともわかっている。
この本によれば、この主義によれば、それは重罪だと書いてあるんだろう、きっと。
同じく「生まれてきたくなかった」と考え至った過去の自分が、ここに来て自分をブッ刺してくる。クリティカルヒットです。

まあ、でもさ。
エゴ以外で生きている人間がこの世にいるだろうかね。
少なくとも私は、まだ出会った事がないよ。
自身のエゴさえも受け入れて、まずは私が私を愛したい。

話はきっとそれからだね。

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