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いつだって一流なのは、諦めの悪い人だ


先日、「一流の思考」に触れる機会があった。


一流とはいったいどういった様だろうか。当然のことながら人によって一流の定義は異なる。


 ・仕事ができる。
 ・圧倒的成果を出している
 ・他者から一目置かれている
 ・何らかの賞を受賞している
 ・財力がある

  等々・・・。


数え上げたらキリがないが、とどのつまり・・・


「諦めないこと」に尽きるのではないだろうか。むしろ、諦めないことがこれら一流たる要素を支えているのではないだろうか。

そんな風に漠然と思えてきたのも、
とある一流スポーツ選手にインタビューをしたことがきっかけである。


先日、沖縄県が誇るスポーツ界の若きスター、
中日ドラゴンズの又吉選手にインタビューをする機会があった。ぜひ次の動画と記事を読んでいただきたい。


▼ 動画はコチラ ▼

▼ インタビュー記事 ▼

※ぜひ動画全編と、インタビュー記事(特に、「プロ野球を目指す子供たちへ」の箇所)を一読願いたい。


動画を観ていただいても分かる通り、又吉選手の言葉一つ一つが非常に力強く、迷いがなかった。また、淡々と自分や沖縄のことについて話すその姿には、強い意志と自信が満ち溢れていた。

それは、単にプロ野球選手だから、とか、有名人だからといった類のものではなく、誰よりも自分を信じていて・自分のやることをしっかり分かっている、といった印象であった。


彼のプロ野球選手になった経緯などは当該記事やwikiを参照いただきたいが、

特筆すべき点は、中学、高校で甲子園に出ることもなく、ましてや控え選手であったにもかかわらず、ひたむきに野球と向き合い、未来の自分を信じ、小さなことをコツコツと重ねた結果、最終的にプロ野球への道をこじ開けたという類まれな大逆転ストーリーにある。

これだけで一つの壮大な漫画やアニメになりそうな話である。

しかし、この話は決して“運”や“センス”によるものではない。無論、テンプレな物語の主人公が持っているであろう、華々しいものでは決してない。

動画の中でも言われている通り、又吉選手はただひたすらに諦めなかった。

まだ身体が大きくなるかもしれない・・・もっとうまくなるかもしれないと自分の成長を信じ続けた。

また、「お前には無理だ」といったマイナスな言葉を発するような人がいようものなら、見向きもせずに、ただただ自分を信じ続けたのだ。

そして、とにかくコツコツと目の前のことに向き合い、努力し、夢を掴んだ。



この話を聞いた時に、本当に自分の三流、四流具合を痛感した。私は、どれだけのことを諦めてきたのだろうか。自分や周りの環境のせいにしては、文句を言って諦めていた。何かの歌詞にでてきそうな話だが、それくらい諦めの多い人生だった。




まさに、青天の霹靂であった。

私は今年32歳だが、もっと自分を信じてやらなきゃならない。そして、自分の仕事やスキルを諦めてはいけない。

やっぱりプロスポーツ選手は偉大だ・・・。
世の中を斜に構えたアラサーのおっさんに夢と希望を与えてしまうのだから。




又吉選手は今年、プロ6年目を迎える。
インタビューの日は、沖縄キャンプも終盤の2月末だった。

彼はその日、他の投手が次々とピッチング練習を終えた後も、独りキャッチャーを座らせ、最後の一人になるまでブルペンでひたすら投げ続けていた。

ミットにボールが叩き込まれる音は、一球一球勢いを増していた。ストレートや変化球を折り交ぜ、とにかくえげつない音を立てていた。

後に、又吉選手にこの時のことを聞くと、この日の彼はピッチングの調子が非常に良く、「何かを掴みかけていた」ようだ。その何かを身体で掴むまでは、投球練習を辞められなかったと話していた。

「このくらいでいいだろう」とか、「もう充分やったな」といった安易な線引きをするのではなく、掴みかけたそのコツや好調の兆しを貪欲に追い続けていたのだ。

実に又吉選手らしいストイックで、正に諦めのないエピソードだった。

以上、また仕事を通して何か学びを得たら還元します。

プランニング室 イナダ

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