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台風が通りすぎた次の日は 朝も風が冷たくて、下り坂ですれ違う風は、 少し寒いとさえ思った。 チェーン取り替えたての自転車で 町にひとつしかないスーパーに 寄ったあとの帰り道、 20時前の道は真っ暗そのもので、 自転車の無灯火が 良くないとされる意味がはじめて解かった。 帰りのピークは大体16時を過ぎたころから 18時半くらいまでだから、 車の通りも比較的少なくて、 たまに、真横を横切る車は ハイビームを装備していることが多い。 真正面からの車は私の存在に気が付くと それを
頭を冷やすために、 誰も入っていない河に足だけ突っこんだ。 岸から見える水深は深く見えていたのに、 案外浅く、穏やかに見えた河の流れは、 思ったよりも勢いがよかった。 風が解かるところで、話がしたかったから、 鴨川沿いでハイネケンのプルタブの音を鳴らす。 初対面すらも関係なく、 本質の近いところで会話ができるのは とても気持ちが良いことだった。 大げさかもしれないが、 久しぶりに、私は私の声を聞いた気がする。 2年ぶりに会った2つ年上の友人は、 5つ年上の友人とやって
これはきっと「停止」の襲来に違いない。 天王星人(+)にとって今日はそんな日だった様子。 おかげ様で今日は鏡に映る自分の顔が 正直誰だかわからない。 あたしの場合は零合星人でもあるから、 急にお湯が沸いたかのような ハイテンション状態「達成」がやってくる可能性が高い。 一番重要なのはこの「停止」をきっかけにして、 泥沼に入り込んでしまうコトがあるから、 これをまず阻止する。 「今日は停止の一日だったから、思うように進まなかったんだ」 という今日の反省を 他の物事に飛び火
自作でパソコンが作ることが趣味だという彼が 見かけとは全く一致しない、 メルヘンチックな直方体の箱をもってきてくれたのは お昼休みに入ったくらいだった。 側面の正方形の面には「HAPPY」と書かれていて、 何処で手に入れたのかを聞いてみると、 近所の100均らしかった。 それを選ぶ彼を想像するだけで、 なんとなくふんわりした気持ちになる。 昨日1日、仕事に付き合ったお礼と 今日が上司が誕生日ということを聞きつけて、 どうやら作ってくれたらしい。 箱の中に規則正しく並んでいる
おかげで、昨日は22時までには確実に就寝していたし、 今朝は3時30のアラーム1発目で目が覚めた。 丁度いい睡眠時間は変な夢を見ないから、 とても頭がスッキリしている感じがする。 朝から2時間も何をしていたかというと、 とりあえず、30分はTwitterを散歩して 気になるnoteを訪問していた。 ここで、自分の歩いている道が 間違っていないのかを確認したりしてる。 一般的に当てはまらない人生の選択肢を 選択するということは やっぱりそんなに簡単ではないし、 案外そんな人が
「次の日に仕事を回すのは良くない」 とされるのは、 日中に適当にサボっていたり するかもしれない人に 向けられたフレーズなのであって、 21時以降に仕事をするのは きっとナンセンスなのだと思う。 出社時間が昼の3時とかなら 別に問題ないのかもしれないけれど。 昨日Twitterを散歩していると、 「夜に明日の予習をして、次の日の仕事は朝するのが良い」 と書いてあった。 それから 「睡眠時間を8時間以上に増やしたら、やる気が復活した」 とか、前向きなフレーズ並んでいて
今日も、独りになった瞬間に、 ぐっと心臓のあたりが 押さえつけられるような気がした。 この現象は私にとって「偽り」の状態で、 自分の意思を 自分自身で否定している時に起こる あの現象だと思った。 病んで心がおかしくなった人に、 「正常に生きてゆけ」 なんてことは、 私の知る限り、 たぶんほぼ皆無で、 正直、 今日も私は、 心臓のあたりを ぐちゃぐちゃにされるこの感覚を どうやってやり過ごすか。 しか、 考えていない。 「治そう」 なんて無理強いをするから、 また余計に悪
上司の運転する車に乗りながら、 踏切で電車の通過を待っていると、 線路を通過したのは、 派手目のサングラスをかけた 陽気なおじさんが、 白い軽自動車に乗って、 白い歯を光らせながら、 満面の笑みで通過していった。 知り合いの大学教授が、 建設現場の基礎作りをバーチャルで指導していて、 そのフォローに入りながら、 何故かその一角で開催されている イースターのお祭りを風景を眺めていた。 高校の恩師が あの頃みたいに怖い感じで ナニカを指導してきたのも 少しだけ覚えている。 場
君が どこかに旅立っていくみたいだった。 あの時間を過去にしたくて 仕方がなくて、 私は思い出が詰まりすぎているあの場所から 逃げるように此処へきた。 誰も、 何も知らない世界に飛び込むしか、 私には残されていないような、 そんな気がしていた。 それでもやっぱり 途切れない関係は続いていく。 逃げたかったもののひとつが、 真後ろから追いかけてくるのには 確かにはじめ、戸惑ったけれど、 それも必然なのだと 自分自身に言い聞かせて、 冷静に冷静に客観視を続けていられたのに、
少女、少年に限らず、 漫画の読みすぎでこんなことになったあたしを、 今朝、私はぶった切る決意をした。 こんな時にアクアタイムズの決意の朝に とかを聞けばいいのかもしれないけれど、 今聴いているのは シーズのグッドウェディングだったりする。 大体の主人公が夢に向かって困難を乗り越えて、 ハッピーエンドになる。 あたしもどっかで、 きっとそう思っていてたから 淡々と夢に向かって立ちふさがる困難に 挑み続けていたのだと思う。 フレーズを変えると、 「目の前の困難は 今のあたしにはき
一度、文章にしてしまえば、きっと収まるだろうと思って文章に書きだすことにした。昔から落ち着かなくなってくると、文章を書く癖があって知る人ぞ知る「誰か、助けてください。○○はもう壊れています」って暗号めいた文章が恐ろしくも完成してしまう。mixiのアカウントを消そうと思った日も、こんな文章であふれていた覚えがあるから、たぶん私は中二病から抜け出せていないのだと思う。 今日は一度、wordの真っ白に画面にこの文章を書き始めた。Facebookなんかに書き込んで、私の周りの知る人ぞ
黒いテーブルは2週間もすれば 小さなほこりが目立つ。 きっとほこりが積もるのは 黒いテーブルだけでばないはずだけれど、 ここ2週間は なんだか自分の部屋をきれいに保つことも ままならない状況だった。 片付けを始めてしまうと、 きっとまた 頑張らなければならなくなる。 そんな気がしていたから、 手を付けずに、 見て見ぬふりをして、放っておいた。 頑張る物理的しんどさよりも、 精神的プレッシャーが、 何よりも今の私には 肩こり程度ではすまない 問題のように思えていた。 それでも、
職場にたどりつくまでの最後の坂道、 気合を入れてペダルを漕ぐと オモイキリの良い音が足元で鳴った。 信号が変わらないうちに 冷静に向こう側へ渡る途中 振り返ると案の定チェーンは綺麗に切断されていた。 今日は会議が重なって、 お昼休みもほぼ存在しないようなものなのに、 とりあえず誰に聞いたら直す場所がわかるのかを 考えながら駐輪場に自転車を止めた。 はじめに会った職場のお姉さんに 今朝の自転車の件を相談すると 「それは大変!」と 自転車屋さんを教えてもらうだけにとどまらず、
早朝からクリーン作戦に参戦して、 9時過ぎには電車に乗る。天気予報は雨だったのにも関わらず、 作戦時間の1時間だけは雨が降らなかった。 無心で拾うと1時間という時間は一瞬で、 あっという間より早かった気がする。 お昼くらいに人生の大先輩とカフェで過ごして、 味の濃い醤油の話で盛り上がった。 この感覚はとても好き。 その言葉にならない理解の部分はここでも文章にはできないと思う。 今から友達に会うから、 改札前のお花屋さんで小さな花束を仕入れてみた。 喜んでくれるかしら。 こ