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「徳」と「業」について、できる限り簡単に解説してみた。

皆さんは、イライラした時に、どんな風に解消していますか?
まさか、他人をいじめて解消する、という人は、
このnoteの読者さんにはいらっしゃらないとは思いますが、
今日は、「徳」と「業」の話を
できる限りわかりやすく解説してみるついでに、
【いじめは、どうして、いけないのか】
ということについて、スピリチュアルな観点から書いてみたいと思います。

「徳」のメーターと「業」のメーター

人の心の中に、「徳」(とく)のメーターと、
「業」(ごう)のメーターがある、と仮定します。
アカシックレコードとかに、本当にあるのかもしれないし、
ただの仮定の話で、そんなものは無いのかもしれない。
この話は、スピリチュアルな話、というより、
道徳の話として考えた方が、しっくりくるかもしれません。

宗教要素を除いて、話を簡単にするために、
「徳」のメーターを、「+」のメーター、
「業」のメーターを、「ー」のメーターと考えます。

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「徳」とは、プラス(+)のエネルギー、ポジティブなポイントスタンプ。
たまると、いい気分になります。いいことを引き寄せたり、人徳や人気が上がったり、運が良くなります。「徳」をたくさん持っている人は、周りに自然と良い空気感が生まれ、人が集まり、毎日が充実します。

「業」とは、マイナス(ー)のエネルギー、ネガティブなポイント。
たまると、悪い気分になります。悪い出来事や悪い人を引き寄せやすくなります。なぜか不運が続いたり、気分が落ち込みがちになります。思考がぐるぐると頭の中を駆け巡り、重苦しい空気感に包まれます。

「徳」をためる、「業」をためる

プラスのエネルギー「徳」をためるには、自分や他人を喜ばせることです。
簡単に言うと、いいことをする、と言うことですが、見返りを求めないで自分や相手を喜ばせることがポイントです。見返りを期待して何かをすると、逆に、もらえなかった時やうまくいかなかった時に、マイナスエネルギー「業」がたまってしまいます。

マイナスのエネルギー「業」をためるには、ぐるぐる思い悩むのが一番効率的です。周りを巻き込んで思い悩むと、更に業が倍増します。
よく、「業が深い」という表現をしますが、単純に悪いことをたくさんしている、という意味ではありません。自分や他人が喜ばないことをやり続けている、ということで、現実社会において、犯罪かどうか、とか、道徳的かどうか、ということには必ずしも直結しません。

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「業」(マイナスエネルギー)の減らし方

ここまでで、必ずしも「徳」を貯めてる人がいい人、「業」を貯めている人が悪い人、という感じではないのは、伝わっているでしょうか。
誰だって、徳も業も、持ってます。そして、それは、日々、増減しています。なので、この話は、「善人」「悪人」という話ではありません。

さて、話を戻しますね。
人間、「業」(マイナスポイント)がたまると、
不愉快な気分になって、
その「業」をなんとかしたくなります。

で、マイナスポイントを減らすために、こんな行動をします。
① グルグル思い悩んで、更に増やす
② そこらへんに捨てる
③ 誰かにぶつける

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①の、 「グルグル思い悩んで、更に増やす」は、
こんな感じ。
お悩みシーンを何度も何度も上映、再生して、
巡回してポイント数を稼いでるんですね。
そんなにマイナスポイント貯めて何と交換したいのでしょうか。

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②の、「そこらへんに捨てる」は、
こんな感じ。
パーっとストレス解消!が、これにあたります。
罪悪感をもたずにやれば、うまいこと業が減ります。
なんなら、徳も増えます。
やけ食いとか、飲んだくれる、とか、散財しちゃったー。とか、
罪悪感を持ってしまうと、減らないばかりか、ちょっと増えるかも。
上級者になると、上手に処理してくれるゴミ処理場(セラピスト・カウンセラー)に持って行ったり、ちゃんとトイレに流したり、自分で火葬したりできます。

③の、「誰かにぶつける」が、最悪のパターン。

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「人に当たる」とか、「八つ当たり」といいますが、
どちらかというと「人に当てる」ですよね。

自分のマイナスを、他の人にぶつけると、
自分のマイナスは減っても、相手のマイナスが増えます。
ぶつけた人の業は増えないのかよ!と、思いますが、
ぶつけた方に罪悪感がなければ、
「あースッキリした」
ってなって終了です。

自分のマイナスの気分を、相手にぶつけることで、
自分のマイナスが減るので、
「いい気分」「気持ちいい」と、勘違いします。
これが、「いじめ」です。

残酷だけど、人間には、そんな残忍な部分があります。
でも、この行為は、「いい気分」と、勘違いしているだけなので、
全く「徳」は増えません。

いじめは、どうして、いけないのか

例えば、Bさんが1個、「嫌な気分」をAさんに投げたとしたら、
Aさんの「嫌な気分」が一つ増えます。

でも、いじめって、たいていが 大勢VS 個人 です。

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10人が一つずつ、「嫌な気分」を、毎日Aさんにぶつけたとしたら、
Aさんの「嫌な気分」は、毎日毎日、すごい勢いで溜まって行きます。
Aさんは、処理できずに参ってしまうことでしょう。

これが、いじめです。
だから、ダメなんです。
自分が気持ち良ければ、相手がどんな気分になっていても良い、
と、考えるのが、③「誰かにぶつける」という行為です。

誰かを非難したり、叩いたり、相手が酷い目にあって傷ついているのをみて、ちょっとスッキリしたように感じるのは、相手と自分のマイナスを比べて、相手の方がマイナスが大きいから、相対的に自分の方が良いように感じて、勘違いしているだけです。愚か。

業をぶつけられた時の対処法

とはいえ、人間って、それをやっちゃう生き物です。
無意識に不機嫌になったり、八つ当たりして、
相手にぶつけちゃうものです。
理不尽にぶつけられることも、多いでしょう。

では、そんな時に、どう対処すれば良いのでしょうか。

日常的には、前項で書いた、「そこらへんに捨てる」の方法で、
周りに迷惑のかからないやり方でストレスを解消するのが
おすすめの方法ですが、世の中には、
更に高度なエネルギーのやりくりの方法があります。

「業」も「徳」も、エネルギーの形であって、
どちらも実は本質は同じものです。なので、
大きなマイナスエネルギーを受けることで、
それを大きなプラスに変えることも、できるのです。

① 器を広げる
② 受け流す
③ 変換する

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①の器を広げる、は、人間的な器を大きくする、という感じです。
許してあげられる広い心を持つ、という感じです。
嫌な気分をぶつけられた時に、嫌だな、とは感じるけれど、
「相手にも事情があるのかな」とか
「イライラすることもあるよね」という風に、
相手を許して責めず、自分も思い悩まない、というスタンスです。
受け取った業は、そのうち忘れちゃって消えます。
ちなみに、「人間的な器」は、「徳の器」でもあります。
器が大きくなると、貯められる徳が増えます。
なので、ちょっと業を受け取ったくらいだったら、
相対的には徳の方が多いので、気にならない、という現象が起きます。

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②の受け流す、は、そもそも受け取りません。
相手の不機嫌は、自分には関係ないことだ、と、
ハナから相手にしませんし、痛くありません。
力が弱い小さな子が、泣きながらポカスカと背中を殴っている感じ。
①の上位互換ですね。許す以前に、ダメージじゃない。
これは、自分軸を強化することで、相手の自分の境界をしっかりと引き、
相手のエネルギーを自分に入れない、共感しない、という技です。

③の変換する、は、逆境を克服する人とかが、これにあたります。
とてつもないどん底の気分や、絶望を、
逆に希望ややる気に変換して、バネにする方法です。

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「業」…嫌な気分、として受け取ったエネルギー(課題)を、
[どうしたらいい気分になるかな?]
と、自問自答することで、
グルグルと気にする課題から、
ワクワクする課題に変換してしまうやり方です。
自分や他人を喜ばせるモチベーションに変換することができたら、
なんと、「徳」に変わります。

まとめ

・グルグル悩み続けると、「業」(嫌な気分)は、増えるので、早めに処理するのがおすすめ。悩まずに放置していても、みないフリをしてたら、腐って悪化することもあるから、自分ケアは大事。

・「業」(嫌な気分)を捨てる時は、ゴミを捨てるようなものなので、
ちゃんと、捨てる場所や処理を頼む人を選ぶこと。

・いじめや八つ当たりは、自分の「業」を相手にぶつける行為なので、良くない。やってしまったらちゃんと謝ろう。

「業」も「徳」もエネルギーだから、意図次第で変換することができる。

*今日の魔法の質問*

どうしたらいい気分になるかな?


と、いうわけで、
今日はできる限り簡単な言葉で、
「業」と「徳」について説明してみました。

宗教色をできる限り排除するようにしてみたので、
仏教とか、他の宗教で扱われている「業」や「徳」の概念と、
微妙なニュアンスは違いますが、
日常に落とし込んで使えるスピリチュアル、が、
私の理念なので、ご了承いただけたらと思います。

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ではでは。
すみぃ でした。


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