コロナ治療薬 レムデシビル アビガンのネット情報 まとめ

レムデシビルは液体で、点滴も可能
アビガンは錠剤、副作用として胎児に奇形を生じさせる可能性有り。

🌟どちらも劇的な薬とは言えない
 米国NIHの研究では、死亡率がプラセボ郡11.6%に対して処置群8.0%ですので計算してみると28人に投与すれば1人が助かるという結果。
 回復までの期間の中央値は、レムデシビル群では11日であったのに対し、プラセボ群では15日。中国のデータなしでの発表だが、アビガンは中央値は4日であった(投与なしが11日)、平均は2日回復が早い。 。

引用
https://jomdd.com/2020/05/2697.html

アビガン(ファビピラビルとも言う)
 国内メーカーである富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ治療薬。
 COVID-19 の治療薬としては、5/3の記事では有効性と安全性が確立されていない。

レムデシビルは
 エボラ出血熱の治療薬として、アメリカの製薬会社「ギリアド・サイエンシズ」が開発
重症化患者の症状改善と回復までの期間を早めるが、死亡率に関しては改善する結果は得られていない。
 
 まだ臨床試験段階だったため起こりうる副作用や、その頻度は不明であるものの、臨床実験の段階では肝機能障害、下痢、皮疹、腎機能障害などの頻度が高く、重篤な副作用として多臓器不全、敗血症性ショック、急性腎障害、低血圧が報告されています。
 

レムデシビルの効能は下の5/2の記事にまとまっている
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200502-00176470/

🧐日本が2つの治療薬の承認を急ぐ理由
*個人的な推測
❶処置のタイミングでの使い分け。コロナは肺に来るので、人工呼吸器等をつける重症患者にはレムデシビルがどうしても必要だったから
❷ 治療薬としての効果は科学的に保証されてない。リスク取るためにも2種類は確保しておきたい
❸生産体制のリスク。原料や供給体制などのサプライチェーンが、外交的な問題で閉ざされるリスクもなくはない。

 安倍首相が各国にアビガン提供している狙いは、外交上の目的以外にも、治療データを集めるためってのもあるのかな。現場の医師は、アビガンをどの患者に、いつのタイミングで投与すれば良いかのデータがないと言っていた。

薬の分析方法
・ランダム化比較試験
 正しく評価するためには治療薬を使用する群とプラセボ薬を使用する群に、ランダムに分けて比較する。
*プラセボ薬:偽薬とも呼ばれ、砂糖とかでやる。プラシーボ効果を取除くため。

エビデンスレベル