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Coupe du Japon MTB 2022 深坂 観戦記 その1

気がついたらもう残り2戦。九月中に出るはずの昇降格基準も発表されず。シリーズ戦の盛り上げポイントである昇格残留考察が出来ず。それを待って盛り上げを考えている側にとってはちょっと微妙な感覚です。

今シーズンのテクニカルガイドを見ると、今年からCJランキングのみになっていてナショナルランキングの記載が無くなっています。なのに、ランキング発表は全日本を含むナショナルランキングという名前で発表されているんですよ。昇降格はナショナルランキングでやります〜って後付けでいうつもりなのでしょうが、そうと仮定して盛り上げても、逆に実は全日本無視しますよって言われる可能性もある訳です。もやもやもやもやです。

昇降格をモチベーションにする人達もいます。いまだ参加型競技から抜け出ていないのだから、参加しようかなと最後に背中を押す要素はいろいろ増やすべきだと思うのですが。ううむ。

そんな環境故もあって書く方のモチベーションも空回り。昇降格系の話題がなんも書けん!!ストレス(笑)で、深坂はエントリーリストも見ないままの久々の観戦となりました。

現地に安全に着く、できればXCCに間に合わせたい。で、3:00出発、したものの、暗い夜道の走行はダメなお年頃。一応ちゃんと寝てはいたのですが、出て30分も立たないうちに、船を漕ぎそうな睡魔。栃木県を脱出しないうちに仮眠となりました。orz 歳は取りたくないぜ。

一応、長野県内まではもしかしたら間に合う?だったけれど、中央道に乗って再びダウン。最近は早朝の走り始めが弱いです。一時間近い睡眠でXCCは完全アウトになり、通常燃費運転に切り替えます。今回は全行程25.2km/lでした。以前は20km/l前後でウロウロしていたので、高速でのコツも掴んできたようです。

途中SAでカメラのバッテリーを忘れたかと確認中、バッテリーは持ってきていたもののふと衣服バッグの容量が少ないことに疑問。オレンジTが無い!!! 虫除け用の重ね着長袖Tもありません。やっちまったーーーです。(玄関の脇に綺麗に畳まれて私の帰りを待っていました。直前に忘れ物確認をして中身を一旦外に出し、入れ戻し忘れるというパターンでした。あーーー)

色物Tがありそうのは……で、うにきゅろを検索して長府に向けて早めに高速を降り……たどり着く前に小月IC近くでシマムラ発見。したら、ルコックのオレンジT ¥490があるではないですか。もともとのオレンジTもルコック。色味は一緒。うーむこれは運命だと思った次第です(笑)。

もう日も落ち始めていたので、現地は諦めてそのまま道の駅へ。今回は道の駅菊川。広い駐車場で車中泊車も多数。近くにコンビニも有り。安心して熟睡です。例年なら関門トンネルからのめかりPAですが、前回トラック騒音に悩まされたのであきらめました。すぐに九州にまた来るので。

おひおひ。幸平出るの?

現地に行っての驚きはここでございました。えーーーーーー超盛り上げ要素じゃん。長年絶対王者として君臨し、東京オリンピックを区切りとしての第一戦の競技者からの引退、からの、マウンテンバイクレース好きアスリートとしての復活。知ってたら、書いて書いて書きまくっていたでしょう。いやぁ、うれしい気持ちと、それを書けなかった後悔とで最初から心がぐちゃぐちゃでございました。

負のスパイラルというのはこういうことをいうんでしょうね。

で、傷心で試歩開始。ここは南北に細長いコースで、南端北端にはあまり人が来ません。中央エリアは他の野良カメラマンが張り付いてくれるので、自然と重ならないエリアに足が向きます。が、南北長いので一レースで両方撮ることは出来ません。レースによってどちら中心で撮るかを決める必要があり、その情報収集ですね。大きなコースの変化があれば、その年の深坂、という絵になるので、どこかに絞って決め打ちというのもありです。今年の菖蒲谷は激落ちに、朽木ではジャンプに張り付くみたいな感じです。

が、コースの繋ぎ方が変わったりしていたけれど、映えるところはそれほど増えておらず、逆にその部分だけでテクニカルに見えるセクションが減っているというのが第一印象。名物と言えた沢渡り後の登りが消えて、キャンバーから木を回って落ちるところも消えています。そこは代わりに起伏を越えながら曲がっていくセクションが追加されていました。ということで、一番の変化は?を考え、起伏越えセクションを中心にいつもはあまり訪れない北回りを多めに撮ろうというのが今回のプランになりました。

沢渡りからの登り(左側進行方向手前)は行けるけど……

Sony α7 ivとの付き合いも白馬、美山と来て3戦目。まだまだ勉強ちゅうです。今回分かったのは、AFが両端まで一気に動かないこと。一押しで1/3くらいしか動かない。これが美山で1周目の先頭の旭を撮れなかった原因のようです。向こうからこっちにくる選手を撮った後、次の選手が1/3以上離れていると捕まえられないのです。マウントコンバーターを挟んでいるからなのかも知れませんが、これは癖として付き合っていく必要がありそうです。

その場で癖を克服しようと、フォーカスを先に目的のところに動かしておく、連続で来るときには早めに後続の選手にフォーカスを移すなどの対策に気を取られて、私を見つけてせっかくジャンプしてくれたのを2度も撮り逃してしまったのは不徳の致すところです。これはホント申し訳ないです。

さて、ここでDay 1振返り。

XCC

1位 北林力 2位 竹内遼 3位 平林安里

Top5のうち不参加沢田時、宮津旭を除く3人で上位3位までを占めました。私が観戦を始めた頃から走る3人。Prorideジャージで走るイメージがまだ強く残っていて、その意味では完全に世代交替が終わった感がしみじみです。ううん。それ故に、さもありなんという気持ちと更なる次世代の台頭を期待する気持ちが絡み合います。

Next 5の常連になった副島達海は4位。XCE全日本チャンプの森下尚仁は5位。世代交替が着実に進む中で、最近めっぽう調子の良い戸谷亮司が6位というのがホント不思議です。エントリーリストの生年表記はやはり欲しいですね。たぶんいろんな人に勇気を与えると思います。

で、Day2 XCOです。

Women Youth / Men Challenge

女子ユース

Women Youth Start

1位 有松鈴々菜 2位 北都留千羽 3位 日吉彩華

常連、彩華と石川七海の2人にQmaxの2人、鈴々菜と千羽、それと愛媛からサラモノフスキ・モニカ、そして日吉姉妹の姉、日吉愛華を加えての6人。ひっさびさに単独クラスとして見応えのあるレース展開になりましたね。

八月白馬のユースでは日吉姉妹にそれぞれU15/U18で頭を抑えられたQmax姉妹(というくらい雰囲気似てます)が、二人でスタートから出ます。おいおい短距離走かいっていうくらい強く踏み込んで後続を突き放します。半周で戻ってきたときには強敵日吉姉妹をもう決まったという程に突き放していました。

1st Lap 千羽&鈴々菜 1-2

2周回レース、彩華が前を必死に追うものの鈴々菜と千羽もペースが落ちず、途中からずっと前を引いていた鈴々菜が最後千羽を突き放す形でゴール。

Last Spart 鈴々菜

全日本が楽しみですね。

男子チャレンジ

1位 谷村康寿 2位 長田大介 3位 長者耕二

1 Lap 谷村

出走15人中中国四国九州で12人。やはり、このクラスになるとローカル感がでますね(笑)。アドバンス昇格を決めたのは谷村と長田。おめでとうございます。ちゃんと昇格申請しましょうね。^^

Men Youth / Men Advance

男子ユース

1位 野嵜然新 2位 工藤遙真 3位 垣原弘明

ここは3つラインがあります。これは一番上。

然新。一皮剝けた? というレースでした。スタートからの前半部分にトップで来た人だけに与えられるワープゾーンでもあるかのように、一人だけ抜け出して別世界の走り。掛かりすぎで後半垂れるかと思いきやそのまま後続をどんどん引き離してゴール。ぶっちぎりのレースでした。ペースも翔先輩に迫るレベル。然新に何があったのか。

BG8 遙真

八幡浜は8位 白馬U15優勝のBG8遙真がしのぎを削るユースの面々を差し置いて然新に次ぐ2位をゲット。然新が居なければ彼も後続を40秒近く突き放してのぶっちぎりの勝利を得ていました。これも巡り合わせですね。

男子アドバンス

1位 徳王丸雄貴 2位 林哲平 3位 直野泰河

徳王丸 @前半の印象的な場所

チャレンジは12/15といいましたが、アドバンスも中国四国九州で9/14。ローカル色出てますね(笑)。全日本をエリートで走る権利は山口県の徳王丸と福岡県の林がゲット。しっかり昇格申請してあのむずいコースを最高峰のクラスで疾走しましょう。

4000字に少し足りないけど(笑) つづく


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