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『平和を願って』Day34


千羽鶴
(the thousand paper cranes for peace)

早く平和が訪れますように。

2022.4.2作成分(15個)

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この15個で

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13連目が完成。



今回も『武力なき平和』(著:水島朝穂 出版:岩波書店)よりご紹介。

「軍事力によらない平和」のコンセプトとして、まず第一に、仲裁・交渉・和解の粘り強い追求がある。

この場合、仲裁をなす者(機関)は、紛争当事者に対して中立の立場をキープすることが絶対に必要である。

一般の市民生活でも、こじれた夫婦間の争いは、調停という方法によってかなりの程度解決している。夫婦間の紛争も、下手をすれば「武力の行使」になる場合も出てきて、けがをする人もいる。

そこで、家庭裁判所の調停という場が重要になるのである。
第三者である調停委員が間に入って、当事者が話し合えば、長期にわたってこじれた問題でも、少しずつ誤解を解いていくことが可能となる。
粘り強い調停の結果、両者が和解するケースも少なくない。

もちろんそうでない場合もあるが、この第三者を介した話し合いというのは、国際関係においても重視されている。
当事者だけだと、どうしても利害が対立したり、フィーバーしたりして、解決がむずかしい。

公正・中立の第三者が間に入ることで、冷静に話し合いができ、またお互いの言い分を理解する条件もできる。

これが仲裁機能の重要な点である。

国際司法裁判所ももっぱら国家間の仲裁機能を主たる任務としている
紛争の解決においては、まずこの仲裁・交渉・和解という手続きがてっていして追求される必要がある。

【引用元】
『武力なき平和』水島朝穂 岩波書店
P234
第6章 軍事力によらない平和
三 「軍事力によらない平和」をめざして
(2)「軍事力によらない平和」の三つのコンセプト
より


今回、ウクライナのゼレンスキー大統領は国際司法裁判所に訴状を提出しています。




トップ画像:クロッカス(花言葉:切望)

寒い冬を乗り越えて咲くという性質から「切望」という花言葉がつけられたそうです。(参考サイト:https://greensnap.jp/article/8099)

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