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極小旅行

都市対抗野球を観に東京ドームへ。
知り合いの関係で、ミキハウスが出場すると応援に行ったりする。
都市対抗とは、いわゆる社会人野球であり、企業VS企業。
スポーツに注力する企業の底力が垣間見え、野球そのものよりも、そこらへんが面白い。
ミキハウス対する東京ガスは、まあ応援が倍の人数いたし、ものすごく盛り上がっていた。

試合自体は負けてしまい、旦那は『つまらん試合やったわ』とご機嫌斜めだったけれど、私はおおいに楽しめた。
若い社員さんたちが応援する姿。
半分仕事だし、半分イヤイヤかも知れないけれど、会社をあげての大イベントに若い力を爆発させる。若い子たちが盛り上げる。
それを見ているのが楽しいのだ。

また、高校野球でもない、プロ野球でもない、はたまた大学野球でもない、社会人野球という世界の雰囲気も、面白いなと思う。
プロではなく社会人野球を目指すひとも多いのだ。

ところで先発していたミキハウスの投手は、元プロ野球ドラフト1位だった人らしい。
そんな人が戦力になるというのは、チーム的に嬉しいことなのか、やりにくいことなのか…と想像するのも、また楽しかった。

試合が終わってじゅうぶん帰れる時間帯だったのに、旦那は『面倒くさい』とのことでビジネスホテルを予約してあった。
月曜の朝すぐに会社に行けるから…と。
(それだと私が面倒くさい。)
(なぜ帰れる距離で、お金を遣ってお泊まりしないといけないんだ…。)
でもまあ、どうせなら、極小旅行だと思おう。
【東京飲み】を楽しもうか。


…と思っていたのに。

東京ドームのバカ高いビールを飲み過ぎ、バカ高いフードも食べ過ぎ、お腹いっぱいになってしまった。
結局、飲み屋には行かず、コンビニでいろいろ買い込んで夜中に食べるという不健康なことをした。

(まあ、いいか。旅行だから。)



朝、旦那は早くに出勤。
私はひとり、泉岳寺に向かった。
なんとなーく、ついで、ってわけでもないけど、なんとなく行こうと思ったのだ。


山門


開門と同時(朝7時)に泉岳寺へ。
とても清潔なお寺だった。


この先に、四十七士のお墓が並んでいる

私は忠臣蔵をちっとも美化していない。
いろいろな解釈がある中で、評価に流行があることも理解している。
この泉岳寺だって、当時をそのまま伝え残すものは、ごくわずかだろう。
焼けたり壊れたり増えたり減ったり移動したり、事情はどんどん変化しているのだから。

でも。
四十七士のお墓は、ちょっと独特な空間だった。
墓石は墓石でしかないのだと分かっていても。
【こういうひとが実際に生きていた】という物証として感じられたというか。
それこそ、墓石の不思議だ。


…朝早すぎて御朱印はもらえなかったけれど、
泉岳寺に行けてよかったと思う。

フラフラと近所の公園も散策して、
(またしても)コンビニの朝ごはんを食べて、
ちいさな旅は終わりにした。



さあ、
帰ってペットの世話して洗濯して買い物だ。


#社会人野球
#都市対抗野球
#ミキハウス
#東京ガス
#泉岳寺
#忠臣蔵

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