作曲始めるのに必要な技術の話

前回作曲を始めるための基礎知識の記事を書きました。
今回は技術の話をしようと思います。

技術と言っても難しい事では無く、基礎練習レベルの話だと思います。
出来なくても良いとは言わないが出来た方が圧倒的に時短になると思うので、是非参考にしてみてください。

僕が実践した基礎練習

僕が作曲をしようと思い基礎になる知識を身に着け、
すぐに作曲に取り組んだかと言えばそうでも無かったです。
実際には作曲も始めていたのですが鍵盤のミスタッチが酷く、
レコーディング後の修正が大変だったからです。

これではいかんと思い、一旦基礎練習を重点的にやる事にしました。
なので、最初の曲を書き終わるまでに4か月程度かかりました。

運指練習

とにかくミスタッチを減らすのと、
そこそこの速さのテンポでもある程度継続して演奏できる筋力が必要と思い、最初に運指の練習を重点的に行いました。

僕がやりたいのは演奏ではなく作曲なので、フィジカルの練習は重要ではないと思いましたが、修正作業にものすごく時間がかかる事がわかったので、こればかりは筋肉でカバーする事に決めたのでした。

ぼくがやっていたのは以下の練習です。

運指練

最初はミスタッチが酷く1オクターブ往復できないと思います。
(ぼくはできませんでした)
両手に関してはおっそーい速度でようやく上のCまで行ける感じです。
ひとまずは1と2ができれば良いと思います。
CメジャーができるようになったらD、Eと
別のキーでも順番に挑戦してみましょう。


ついでにオクターブの練習もしておきましょう。

オクターブ練

最初は指が開かずにやきもきすると思います。
また手の大きさによっては難しいかもしれませんが、
がんばって練習しましょう。

僕は手が大きいので練習はじめた頃からオクターブは届きましたが、押鍵は難しかったです。
しかし練習を重ねた事により、今は10度(Cから上のE)まで届くようになりました。


リズム練習

運指がある程度安定してきたらメトロノームに合わせて上記の運指練習をしていきましょう。最初はゆっくり、徐々に速いテンポで弾きます。

音を取る

指を鍛えると平行して耳も鍛えていきましょう。

適当な鼻歌を歌って音を取っていきます。
鼻歌の音に近い音を鍵盤から探していきましょう。
最初はどの音かわからないと思いますが、
繰り返して練習しているうちに少しづつ見当がつき、
音を探すのが早くなってくと思います。

音の話が出てくると絶対音感の話がついてまわると思いますが、
絶対音感があっても作曲する上で多少有利になる事はあっても、
作曲自体に必要ではないと思います。

耳コピ

ある程度音も取れるようになったら、耳コピに挑戦してみましょう。
自分の好きな曲を聴いて、音を取りながらメロディのコピーをしましょう。
メロディをコピーするだけならどんな曲でも良いと思いますが、最初はバンドや昔のゲームミュージックが良いと思います。

最近のアニソン、アイドルの曲はちょっと難しいかもしれません。
(コードまでコピーしようと思うと複雑で初心者には難しいため。)

メロディの耳コピができるようになったら、ベースの耳コピにも挑戦してみましょう。メロディとベースができるようになると曲っぽくなって「おっ♪」と思います。

簡単な耳コピのやりかた

音をいくつか探します。
とりあえず 2つか3つぐらい。
鍵盤を片っ端から押して探してもいいし、よく聴いて探してもいいです。

音がわかればキーがわかります。
前回の記事で書いたキーの表を参考にしてコピーしたい曲が何キーなのか確認しましょう。
音によってはキー構成する音が同じ場合があるので、ある程度の見当をつけて他の箇所のコピーをしていきます。
基本的にはどのキーであっても使う音は7種類なので、違うキーでコピーをしようとしても音がみつからないと思います。

練習をすればどの音が鳴っているか少しずつわかってくるので、なんとなく鍵盤を押しても割とイイ感じにコピーができるようになると思います。
そこまで到達するのが大変なのですが…。

既存曲のメロディがそこそこ取れるようになってきたら鼻歌からメロディを取ってみましょう。
既存曲と違って答えが無いものなので、少し難しいと思いますが、じっくり耳コピの練習をしていけばできるようになっていきます。

おつかれさまでした

以上がぼくが作曲のために実践した技術面の練習でした。
キーと耳コピをがんばって身に付ける事ができれば作曲の基礎はマスターしたも同然です(もちろん他にも必要な技術はたくさんあります)

みんなでステキな曲を作りまくりましょう。

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