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カッパドキアで生きる道カッパドキアンライフ!→月齢カレンダーや夜明け日没時間や宗教行事を気にして生きるのよ。

カッパドキアに暮らして20年。
ましてや、観光業。

仕事してる時もPCのWEBページで
右っ側には必ず「Ay Takvimi(月齢カレンダー)」と「Gün batım saati hesaplama(日没時間換算表)」が開きっぱなしになってる。

だいたい、そのページが開いていれば、宗教行事日程も併記されてる。

カッパドキアってやっぱ大自然の息吹が感じられる事が「来た甲斐ある感」に繋がるし
地平線が見渡せる環境だと、やっぱサンセットの絶景って見れるなら見たいじゃないですか。
人間の体って月の引力から否が応でも影響を受けるから、満月や新月に当たってたら、守ったり、広げたり、育てたりした方が気持ちよく過ごせるのは道理に適っているので
日常から遠く離れカッパドキアまで来たら、そう言うエネルギーにも敏感になるってもんです。
満月の夜は眩しいほどに月が輝くので、夜中でも十分に明るくて、暗闇を怖がらずに山道も歩けちゃう→満月ウォークに出かけてみる?とか
自然石に反響するサウンドセラピーを受けてみる?とか
焚き火が出来るレストランで月明かりの下ワインを楽しむなんてどお?とか色々思い浮かんじゃう訳です。
新月もまた同様にʕ•ᴥ•ʔ

そんなこんな自然の時間に沿った過ごし方をして、
カッパドキアの滞在期間を最大限価値あるものにして貰いたいと思っちゃうんです。

と、言う訳で
月のカレンダーやマジックアワー(写真が最も映える時間帯)、サンセット&夜明けの気球の時間の大凡の推察をするのに夜明けや日没時間の情報が必須となる訳です。

あとは、イスラム行事の情報も必須。
イスラムの祭日は太陰暦なので、普段我々が使っているグレゴリオ暦のカレンダーだと、毎年10日くらいずれていくので、毎年、あれ?今年の断食月や砂糖祭りいつ?今年の犠牲祭いつ?って調べなきゃならないんですの。
その期間は、まあ、昭和な日本時代の「盆と暮れがいっぺんに来た」みたいな期間にあたっていて、
国中が、帰省ラッシュもしくは、最近は大型連休のレジャーラッシュに当たるので、ホテルや交通機関が混みっこみっ。
敢えて、このお祭りを見に来るのもアリだけど、普通の観光なら、まあ、避けれるなら避ける事をお勧めしているんです。

そのお祭り以外にも、年に何回か
カンディルと言う宗教的に神聖な日があって
異教徒には関係ないんだけど、そんな日は敬意を表してお酒は止めとくとか
ちょっとした気遣いがスマートに映る日、なーんて言うこともある訳で

そう言うちょっとした日程って
東京で暮らしてた時には、全く意識にも体感にも上がってくることは無かった訳なんだけど
カッパドキアで暮らして20年、すっかり
季節や月や太陽フレヤや星回りや宗教行事に敏感になりました。

道ゆく、ご近所さんとの会話でも
「Cemre Düştü mü?(今年の春の遣いはどこまで来た?)」と言う挨拶が日常的に交わされます。
(ちなみに、最初のジェムレはもう大気に落ちてきてて、二つ目のジェムレも今日あたり水に落ちてるはず。三つ目が大地に落ちたら春完全来訪の合図で、畑仕事が始まります。)

これぞ、カッパドキアンライフ!

カッパドキアは四季を通じて、その時ならではの楽しみ方が見つかります。
どうぞ、ウキウキな大自然を味わいに来てください。

全てのお客様と友人たちに健康と幸運を!

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