たいとる

セルフリノベーションNo.06 内装装飾編①

第6回目です。
今回は内装の装飾編。
前回構造用合板や石膏ボードを貼った壁や床にいよいよ最終レイヤーを乗せていこうというわけです。
一番見た目が変わる、テンションが上がる工程です。

今回のうちの装飾はこんな感じでした。

*****


【天井】
・凹凸のあるもとのパネルが貼ってある玄関とキッチン⇒漆喰    
・石膏ボードを貼った部分⇒壁紙

【壁】
・もとの木の壁材が残っている部分⇒漆喰
・石膏ボードを貼った部分⇒壁紙漆喰
・その他一部⇒羽目板OSBボード

【床】
・キッチンと玄関⇒タイル
・風呂トイレ⇒耐水化粧板
・そのほか⇒無垢フローリング

*****

漆喰 
壁紙 
OSBボード 
羽目板 
タイル
フローリング
耐水化粧板

の7つです。なんか書き出したら結構多かった。
全部詳しくやってたらすっごい長ったらしい記事になりそうなので、詳しい施工方法とかは別のサイトに任せます。
なんとなくそんなかんじなんだ~と思っていただければ。

それでも長くなってしまったので、今回と次回の2回に分けます。
今回は壁と天井です。
方法別に紹介します。どうぞ~。

【漆喰】
まずは漆喰。なんかこの漢字カッコいいですね。外国人のTシャツに書かれていそう。
イメージはあれです、よく古民家カフェとかで見るなんかざらざらしたいい感じの壁です。
似たようなものに珪藻土がありますが、違いとか知りたい人はこちらをどうぞ。
.....室内ならわしは正直どっちでもいいと思います。お好み。

さて、なぜ初手から漆喰かというとですね。
こういう『塗るタイプの壁紙』はDIYではめちゃくちゃ使えるからです。
というかこれがないとわりと積みます。
理由としてはこんな感じ。

木の板だろうとコンクリートだろうとタバコの煙や油がしみ込んでいようと、とりあえず塗れば全部覆い隠してくれます。
面倒くさがりに最適な黒歴史クリーナー。
古い家の汚い壁や、凹凸があるパネルや、わけがわからない中途半端なコンクリ部分などを全部押し付けてしまえます。しかもそこそこ見栄えがいい。
楽なんです。
(但し、木の板や油シミ等一部の素材は漆喰のアルカリ性により灰汁が出てくるのでシーラー等の下塗りが必要になります。仮に滲み出てきても重ねれば隠れますし、数回塗る覚悟でいれば大丈夫です。)

文字ばっかりでもあれなんでとりあえず塗っている写真をどうぞ。


下地塗り始め。ミゾを先に埋めてるようだ。(そして急いでbefore写真を撮っているようだ。

少しすすむ。

下地終了。
薄く透けている。
わかりにくいですが、下が木材なので既に灰汁が浮き出ています。

完全に乾いたら本塗りです。
それでも灰汁が出てきてしまった場合は乾いてから薄く重ねていけば大丈夫です。

漆喰は
・練り済みのペーストタイプ
・粉の状態で買い、自分で練るタイプ
があります。

初心者(&ネットで練りはムズいとビビらされた)なので今回は練り済タイプを使用。
一番メジャー所のうま~くヌレールを買いました。近所のホームセンターで売っていたからです。木に塗る用の下地もあります。
でも結構高いですこの商品。18kgで14000円くらい。エグい。
塗る範囲も広かった為、結局18kgx6缶くらい使いうことになり10万近くかかった計算になります。エグい。
少ない範囲なら楽でいいんですけどね。
必要な量がいまいち掴めなかったのが敗因です。。。
ネットだともう少し安いのもあるみたいなんで、そっちでもいいと思いますし、粉を買って自分で練ると段違いに安いみたいです。20kgで3,000円くらいだとか。
広範囲を塗る予定の方で予算を削減したい人は(ちょっと練るのが手間みたいですが)粉にチャレンジしてもいいかと。
というかわしも次やるときは粉練り練りしますわ。

リビングの他には、キッチンの壁、天井や

風呂場前の壁、天井も

このような込み入ったところや汚い所、凹凸のあるとことは全部漆喰で隠しました。
綺麗じゃない部分は殆ど漆喰で隠しました。
自分でボードを貼ったところ以外は基本的に手に負えない下地状態なので、本当に漆喰さまさまです。


【羽目板】

これは写真をみてもらった方がわかりやすいかと。

部屋中央の壁

キッチンの下部分

こんな感じです。


羽目板は板の左右に凹凸があり、はめ込むことで連結していける素材です。
(フローリングも羽目板の一種ですが、飾りとしてのものと用途が大きく違うので分けました。)
主にボンドと細くて頭の小さいビスを使って連結していきます。
ここに羽目板の種類と施工方法が書いてありますので参考にどうぞ。
DIY関係は本当にネットで全て検索できるので、ワードさえわかればこっちのものだと思います。

しかし、うちで使ったのはホームセンターで10枚(2500mm)で5000円くらいの安モノで、加工精度もくっちゃくちゃ。
2割くらいは曲がっていて使い物にならないような代物だったので、丁寧に隠し釘を打ったりなんぞしてません。(というか素材がチープすぎたので、隙間にビスを打ち込んだら縦割れして使いものにならなかった。
従って主にボンドで固定しただけです。
あくまで飾りとして荷重がかからないところに使用しました。
キッチンの下部分に至っては、パイプが通っていることもあり、外せるように上下の固定以外はめているだけです。

それでも完成したらそこはかとなくかっこいい感じになってると思いませんか。
俺たちは雰囲気でリノベをしている。


【壁紙】
壁紙も〈裏に生糊がついているタイプ〉と〈自分で糊を塗るタイプ〉とあります。
今回は生糊付きタイプを使いましたが、種類は自分で塗るタイプと比べて少ないです。
なのでお気に入りの壁紙に合わせて施工すればいいと思います。
値段は糊付きが倍くらいの印象です。そのかわり施工は楽です。
広範囲だと高くつきますが、範囲が少ない場合は手軽にできていいと思います。

ほとんどが漆喰施工なので、壁紙を使用したのは天上とアクセントとしての壁の一部です。
天上は漆喰にしようかと思いましたが、上に塗るのが思ったよりも辛かったのと、全部白では色がなくつまらなかったのでやめました。

壁はまぁ普通に貼るだけですし、重力にも逆らわないので楽といえば楽です。
合わせ目は少し気を使いますが、目立つ模様でもない限り多少ズレてもそんなに気にならないです。

問題は天井です。

2m位上あるシートを
こんな

こんな風に。。。。

無理やり作業をしていったので
貼ったそばから剥がれてくるわのりで全身カッピカピになるわ
天上をカットするのきっついわで

終始こんなでした。普通に泣いた。
1人でやるもんじゃぁない。

もう二度とやりたくないです。
もう二度とやりたくないです。


【OSBボード】
OSBボードはなんかカッコいい板です。
ここなんかで雰囲気は掴めるかと。
1枚1200円くらいなので、そこそこ高めですが、格好よく仕上がります。
ビスの頭も迷彩にまぎれて気にならないので、ガンガン打ち込んでOKです。楽!楽なの最高!柱とかスキマとかの隠しに使用しました。

なんか柱の上にコンパネを貼って、その上にOSBボードを打ち込んでいると最初からOSBでよかったのでは???となりましたが最終的な装飾がキッチリ決まっていたわけではないので仕方ないです。
OSBは全体に使うと煩い感じになってしまいますが、部分的に使用するにはとてもいいと思います。家具に使用してもカワイイですね。



はい。とりあえず天井と壁の作業はこんなもんです。

こういう装飾はそれぞれの通販サイト(壁紙専門ショップとかタイル専門ショップとか)で施工のやり方から注意点まで紹介されているので、やりたい仕上げが決まったら結構スムーズだと思います。
ポイントは下地作りです。下地だけきちっと作っておけば大体のことは大丈夫です。
あとはマスキングをしっかりやるとか。ちゃんと測るとか。スケールがでっかくなっただけでプラモと同じですね。

次回は装飾編の続きです。床をやっていきますよ。思ったよりも工数かかっていて、よく頑張ったなぁ。

またね。

旅の費用にさせていただきます!