人生最後の卒業式の前に、パンプスを隠された話。
私は本日、令和3年3月12日に無事専門学校を卒業した。おめでたい、うれしいと、素直には言えない自分がいるので、ここにしっかり今の気持ちを残しておこうと思う。
以下くそポエム。
母子家庭で育ち、妹と差別をされ不遇を受け鬱になった。何度死にたくなっても、終わりたくなっても、諦めず頑張り続けた結果の卒業式である。
起床し、化粧をし、髪を整え、スーツを着、では出発しようか。靴箱でパンプスを探していたときに異変は起きた。
「パンプスなくね……?」
どこを探してもないのである。