2020/12/20 年末と、寂しいという感情について思いを馳せる、ぐだぐだした日記のようなもの

 毎年のことですが、年末って、いざなってもあまり実感がないまま通り過ぎていくイメージで、昨年もあっという間に大晦日と元旦の境目を、特に味わいもせず飛び越えて2020年に突入してしまいました。
 今年もその機運はバリバリで、クリスマスを目前に仕事のことばかり考えているし、このまま今年も暮れていくのかなって感じです。

 わたしに限らず、今年は誰もが一人残らず何かしら大変だった1年だったと思います。
 世界中の状況が一変したことで、これまでの常識が強制的に見直されることになり、進化や成長や、順応を余儀なくされた場面がたくさんありました。結果的には良かったこともあったと思いますし、今年がどんな年だったかと尋ねられれば、なんかいい年だった〜なんて気の抜けたことを言ってしまう自分がいます。
 けれど、大なり小なり何か失う結果になった人もいるのは事実で、能天気にいい年だった♡って言っちゃうの、ちょっと考えた方がいいなって思いました。

 緊急事態宣言中、在宅勤務が基本になり、家で一人で仕事するようになった時、やっぱり多少つらくて、わりと気持ちそのままを、ここに日記として記録していましたが、今読み返すと当時のわたしはやっぱり元気がないなーと思います。
 在宅勤務では、残業も通勤時間もなかったので、好きにできる時間が多い分、自分に向き合う時間も増え、良いことも悪いことも、とにかくいろんなことを考えました。

 わたしは基本的に「寂しい」という感情が少ない方だと思って生きてきました。
 一人でいることをあまり苦に思わないですし、たとえば恋人がいない状態の自分についても特にこれといって焦りや寂しさを感じたことがありません。
 けれど、緊急事態宣言中、ほとんどの時間を家で過ごす中で、いつも、会いたい色んな人の顔を思い浮かべていました。
 その時、今自分は、誰でもいいから人に会いたいのか、それとも会いたい人その人に会いたいのかを考えていました。
 結果としては、とにかく誰かに会いたいというよりは、会いたい人に会いたくて、好きなときに会いにいけなくなってしまったことが悲しくて、今寂しい思いをしているんだと気づきました。
 わたしは別に、寂しさを埋めることを最優先にしていないだけで、会いたい人に会えないのは普通に寂しいんだなと。
 寂しさをベースにして、人に会いたくなる人もいると思いますが、わたしはまず会いたい人がベースにあって、その上で寂しいっていう感情が生まれるタイプだったみたいです。

 これまでも、誰かと会う時は、「今日がこの人と会う最後の日になっても悔いが残らないように」と思って振る舞うように心がけてきましたが、緊急事態宣言の解除後は、それがまた強くなったというか。
 言葉ほど大袈裟な思いもないですし、ぜんぜんネガティブな意味合いでもなくて、ただ、その人ともう二度と会えなくなったとしても、自分があとで思い出した時、最後の日のことを良い時間だったなーって思えるといいなあと。

 といいつつ、この日記がわたしの最後の日記になったら嫌だな〜
 もっとかっこいい日記を、自分の最後の日記にできるように、明日からまた頑張ります。

 おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?