見出し画像

暮らす、家、すきな、家

新卒1年目、少し貯金をし、初めての一人暮らしをした。1K約7畳の新しい住まい。引っ越して2年くらいは仕事が忙しいこともあり、特にその部屋での暮らしに違和感は感じなかった。しかし、ここ最近何となく居心地の悪さを感じる。原因がわからない。
そこで、今まで住んで、過ごして、居心地がよかった家を思い出してみることにした。


まず、物心ついてから過ごしていた家。周りに緑が多く、部屋もかなり広かった。2LDK。近所の友達がよく遊びにきていた記憶がある。そういう意味で賑やかな家。

もうひとつは庭付きの集合住宅。ここは今まで住んだ中で1番好きだった。小さな庭ではあるが、BBQをしたり、縄跳びをしたり、水遊びをしたり。そしてこの家もよく人の出入りがあった。やはり賑やか。

あともうひとつ。祖父母の家。ここは築年数がかなり経ってガタは来てるが、日当たり良好、広めの庭ありの木造。鳥のさえずり、みどりのかおり、そよそよと吹く風。ひとつ一つの部屋が広い。親戚が来たり、母の友達が来たり、静かだけど賑やかな家。

この3つのお気に入りの家を思い出してみると、私にとって部屋の行き来がない、7畳の部屋は過ごすのに少し狭いことに気づいた。それはそうだ。23年間、リビングと寝室は必ず分かれていたような暮らしをしていたのに、今は全て同じ。私にとって7畳は狭かったのだ。そして人を招待して過ごすことのできる広さでもない、と感じてしまう。私の居心地の悪さはこれだったのだ。納得。

次の住まいは、せめてもう一部屋あるところにしよう。人を家に招待できるくらいの。
そんな風に思った。

この記事が参加している募集

#新生活をたのしく

47,900件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?