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カンデラ2021レポート

総額3600万円 募集口数2000口 1口価格18000円(8100円キャッシュバック有) 青鹿毛 2021年1月31日生
生産者ノーザンF 体高155cm 胸囲176.5cm 管位21cm 体重470kg(7月18日現在) セレクトセール当歳3960万円

父レイデオロ

種牡馬としての成績…2021年が初年度産駒。2020年種付け料が600万円。2022年は700万円。
現役時代の成績
 G1を2勝し、最優秀3歳牡馬、最優秀4歳牡馬に選出された馬。2歳でホープフルS(G2)を勝つと、3歳で東京優駿を勝ち、4歳で天皇賞秋を勝った。4歳までは直行した国内11レースで7勝、2着2回、3着1回(直行した皐月賞のみ5着)と安定して活躍した一方で、5歳時は馬券圏内を全て外した。また、良馬場以外の3レースでは全て1番人気に押されながら勝てず、ドバイでも馬券圏外と日本の良馬場を得意とした。使われたレースは全て芝2000M~2500M。
血統解説
 父キングカメハメハはミスタープロスペクター系でディープインパクトと一緒に一時代を築いた名種牡馬。牝馬の個性を活かす馬だった。母ラドラーダはシンボリクリスエス産駒も曾祖母にウインドインハーヘア(ディープインパクトの母)を持つ牝系だったこともあり、3勝は全て芝1400~1600Mだった。サンデーサイレンスの血は持っていない。
レイデオロ産駒の可能性
 芝中距離で軽い馬場を得意としそうな一方で、ある程度牝系の適性を引き継ぐ可能性もある。

母カンデラ

現役時代の成績
 24戦3勝。芝1800Mの新馬戦で3着に入ったものの、続く2戦で結果を残せず以後殆どダートの1700M~2100Mを使われた。ダートでは良~重馬場まで対応できている。
母父ダイワメジャー
 現役時代は皐月賞を勝った後、喉なりがひどくなり3歳秋から4歳春まで手術し休養。5歳天皇賞秋、マイルCSを勝利し、6歳で安田記念・マイルCSを勝利。有馬記念でも3着に入った一方で、1599m以下のレースは出ていない。勝ちに占める割合は芝65%ダート35%。平均勝距離は芝1532m、ダート1466m。産駒の重賞勝利は全て1800M以下だが、下級条件では芝中距離やダート1400Mを走る馬も多い。重賞は芝1400M以下の2歳限定戦から3歳前半までが勝負。父はサンデーサイレンス。母はスカーレットブーケで半妹にダイワスカーレットがいる。母父ノーザンテーストと日本の主流血統を集めた馬となっている。
 近親の成績
 母は2012年生まれ(募集馬出産時9歳)の3番仔。祖母はアルゼンチンのG1馬で孫にマカヒキ(東京優駿勝ち)やウリウリ(CBC賞勝ち)がいる。しかし、半兄のルミナスフラックス(父ドレフォン)はダート1400Mで未勝利戦勝ち上がるなどダートよりな印象。
 カンデラ2021の血統から見る馬場適性
中距離。母や兄の戦績からダートの可能性が高いが、父や祖母は軽い芝に得意な印象があるため、そこが出てくれば芝を走る可能性はある。
 

厩舎・総合評価

予定厩舎:手塚貴久(美浦)
開業25年目。フィエールマン(天皇賞春連覇)やユーバレーベン(優駿牝馬)など活躍馬多数輩出。リーディングは20位前後で芝の方が得意だが、ダートも平均以上は走っている。ここ2年は世代限定戦を得意としている。
 
総合評価 B
レイデオロ産駒の牡馬でノーザンFでこの価格はお得。おそらくダート三冠発表された今年ならもう少し値上がりしたのではないか。懸念点は当歳12月時点でメンタル弱いと言われているところ。芝で走る可能性なくはないが、本線はダート中距離か。

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