キーエンスの営業極意⑤

もう5日目に入るキーエンスの魅力布教活動(笑)ですが、まだまだ魅力が出てくるので、続けて紹介させてください。

営業利益の一定割合を全従業員に業績賞与として還元している。この割合をキーエンスは公表していないが、「 15%程度だった」と証言する OBもいた。
業績賞与の支給は年に 4回。これについて中田有社長は「会社の業績をリアルタイムに感じやすくなるようにしている」と話す。人事部の斎藤氏は「社員全員が経営に参画する意識を持って主体的に取り組んでいるのは、間違いなくキーエンスの強みだ」とする。
利益を社員に還元する仕組みが計算式まで含めて公開されているので、効率性・合理性を追求することで自分の所得が増えると社員全員が理解しており不平不満は驚くほど少ない

「業績が良ければ賞与が増える」

これは何処の企業も言えることだと思いますが、
そのほとんどの企業が細かい計算式など教えていないはず。
どれくらい還元されるのかを計算でき、それが年に4回還元もあるというのが社員を会社の業績に意識させる為の施作として最も理にかなっているなと思いました。

お金が仕事を頑張る大きな動機にならない社員が多い会社ではそこまでの効果は無いのかもしれませんが、キーエンスのように能力と意識の高い人が集まる会社では機能するんでしょうね。

「自分の頑張りを数字で適切に評価してくれる会社」というのは伸びる会社に必須な条件だと思いました。


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