生温い相談をする前に弁護士を探せ

自分が離婚裁判を初めて数年経ったくらいから、知り合いから離婚について相談されるようになった。

まだ自分の直接の知り合いや友人なら力にもなろうと思うが、知り合いの知り合いとかもうすでに自分とはなんの関係もない人から相談され弁護士の先生を紹介したりしもした。

日本でもそうだと思うのだけど、特にフランスでは離婚するには経済力が必要だと思う。

私の場合は、自分が離婚したいと伝えてから相手の攻撃は容赦なかった。お金はもちろん一切入れなかったし、私のお金まで手を付けようとしてきた。

その中で、自分が子どもと暮らし、仕事をはじめ、離婚裁判を闘うには精神力もそうだが経済力と人間力が必要だといつも感じた。

今回相談を持ちかけて来た人は私の知り合いでもない。

離婚はしたいけど自分には経済力がないからどうしたらいいか分からない。嫌だけど旦那さんと暮らそうと思う。という生温い相談。

本人は大変だろう。それは分かる。でも、私は仕事をしながら誰の助けも借りずに生きているので、毎日とても忙しい。

離婚すると決めて、自立するつもりがないなら相談なんかして来るなと思う。

なぜ離婚して経済レベルが落ちると思うのだろう。

自分で稼げば良い。言い方が悪いが、いつまでも人に頼ろうとするから離婚できないんだと思う。

誰の人生だと思う。

人生はミラクルだ。ミラクルを起こそうともしない人のところにが絶対に運は向いてこない。全ては直向きな努力の先に光があるんだと思う。

光など見えなくても、子どもがいるなら進むしかない。

子供達に安心できる十分な衣食住を提供することは、ことフランスではかなり厳しい。そして、結婚していても、離婚していても、結局生きていくにはお金が必要だ。

自分の経験上、会った事ない他人に相談するよりも、自分にとって良い弁護士を探す方が絶対に良い。

悩む時に友人に相談しても、実際に闘うのはその友人とではない。

信頼できる弁護士と闘い抜くんだ。

未来は今は見えなくても、自分で切り開くんだ。ここは日本ではない。

子どもがいると絶対的に法律で自分を守る必要がある。


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