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初めてのことを嫌がる・怖がる特性への対応

初めてのこと・初めての場所に強い拒否感を表す発達障害児は多いです。
定型児でも初めてのことが嫌いな子供は多いですけどね。
でも、発達障害児の方が派手に拒否をするんじゃないかな・・。

今回の記事では、初めてのことを嫌がる・怖がる発達障害児への対応のヒントについてまとめました。


初めてのことを嫌がる子供の気持ちと行動

初めてのことを嫌がる子供は、失敗が怖い・苦手・不安な気持ちを抱えています。

発達障害児は定型児よりも日常生活で失敗を経験することが多く、自信が育ちにくいことから、余計に不安を感じやすい傾向があるのです。

初めてのことを嫌がる子供の行動の例は以下を参考にしてください。

  • 発表会や運動会など特定の活動への参加を拒否する

  • 初めての場所に行くことを嫌がる

  • 発表の場などで固まってしまう・話せなくなる

うちの場合、この特性は幼稚園での集団生活の中で落ち着いたものの、それまでは特定の集まりやイベントを極端に嫌がっていました。
私は息子が2歳まで専業主婦だったため、積極的に市が主催しているイベントやサークルに参加したかったのですが、毎回完全拒否で・・
会場の前で脱走・大泣き・大暴れの繰り返しでしたね。

初めてのことを嫌がる子供への対応のヒント

初めてのことを嫌がる子供に効果的な対応のヒントを説明します。
親は、初めてのこと・慣れていないことに対する子供の不安を認め、見通しが立ちやすい状況を用意してあげることが大切です。

例えば、初めて行く場所について画像や地図を見せながらじっくり説明する・イベントが予定されているなら実際の場所を訪れてみるなどの方法が効果的でしょう。(説明が理解できる年齢なら・・ですが)

今はGoogle mapやインターネット検索で多くの情報が手に入るので、情報を可視化しやすいですよね。

また、子供に「心の準備」をさせる時間を用意します。
イベントに参加する予定がある場合は、イベントの場所・流れなどをしっかり事前に説明するまたは予行演習した上で、本人のタイミングでイベントに参加できるような時間的余裕・可能であれば主催者の方の配慮をもらうと良いでしょう。

初めから完璧を求めずに、他の子が発表する場でも出席できただけで大成功!のような小さな目標を設定するのもおすすめです。

「初めてのことは怖いだけじゃない・楽しかった」という成功体験を重ねれば、次第に初めてのことに対しての恐怖感が少なくなっていきます。

まとめ:初めてのことに対する不安は事前準備で軽減できる

初めてのことが怖い・不安という気持ちを十分理解してあげれば、子供が求めている準備は何か見えてくるんじゃないかなと思います。
でも、絶対に無理強いは禁止です。
「行けばなんとかなる・慣れればなんとかなる」のような考えで失敗経験を増やしてしまうと、本人がより新しいことに臆病になってしまうかもしれません。
十分な事前準備をした上で、本人と同じ歩幅でスモールステップで進んであげてください。

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