ジェーン・スー『相談は踊る』マイ傑作選!


TBSラジオ、『ジェーンスー・生活は踊る』の人気コーナー、「相談は踊る」の個人的傑作選を紹介したい。

本当に毎日、いろいろな相談がきている。私は数日前にPODCASTで聞き始め、まとめてダウンロードして聞いているのだが、ま~~これが面白い。

にんげんってほんとうにおろかだな。
と思い、相談していない自分も安心することができる。

また、podcastの説明文を読んだ時点では、(ハア?!ありえない😡😡)となるものの、細かい相談内容を聞くにつれて(おや....わかるぞ…)となるエピソードが多数存在するのも特徴だ。

そして聞きまくるうちに、スーさんがなんと回答するのか、予想できるようになるので、予想しながら聞くのも面白い。


結婚式で、新郎友人(女)が新婦席に座っていてモヤモヤした相談者さん


概要欄を読んで新郎友人!最低だ!こいつ!!一生呪う!!!と熱くなったものの、よくよく相談内容を聞いてみると、うっかり写真撮影のときに場所を詰めたら新婦席、というだけなのでは、と思えてくる。

また、スーさんの回答はすごく腑に落ちる。
結婚式という場では、みんなに特別扱いされて、結局お姫様になりたいのだ、とか、たとえ結婚しても、自分がグラグラしていると底なしの不安・嫉妬に、苦しむ、ということを学べた回。

わたしはいま絶賛、自分の人生にウェディングというイベントがないことを嘆いている最中だが、いまのままでは私も、式の最中にこういう些細なことが気になって落ち込むと思う。

自分が主人公の、完璧な舞台をいくら用意しても、自分がグラグラしてたらその舞台は脆い。

このジェーンスーさんの言葉は、自分が趣味で舞台に立つ時にも心に刻みたい、と思った。

↑先日、結婚式を挙げたのですが、今になって、結婚式を挙げたことを後悔しています。の回。

10年同じ会社で働いたけど、積み上げてきものが何もない。という相談者さん


メンタル負荷のかかる企業で10年。資格や業績がないことを気にして転職活動も自信がない。とのこと

さりげなく相談メールの途中で、「アプリで見た目をちやほやしてもらったし、7歳年下の男性はいたけど‥」というエピソードを入れ込んでくる相談者さん。

聞いてる私も「あんだよ幸せじゃねーか」と思ったものの(正直)、
スーさんが回答内で「鼻っぱしが強い人なので、あんたは大丈夫だよ!」と豪快に太鼓判を押すw

「私よりバカでもブスでも幸せそうな人は幸せそう」
という言葉も、恐ろしく正直だ。電車の中で思わず吹き出してしまった。

私は、たまに相談者さんが悩みごとの中に紛れ込ませてくる、これ、"プチマウント"じゃね?というのものも含め、このコーナーを愛している。
あなたのキャリアならどこでもやっていけるよ。

資格やスキルはないけど、こんなスクワットや、崖を登らされるような業界に10年もいたら、次行く「普通の仕事」が楽に感じるから・・意外とあなた、大丈夫よ。という言葉も、代理店から事業会社に転職した私は首がもげるほど頷いた。

↑「34歳、独身、大手企業で働いていますが、大学を出て10年、積み重ねたものが何もないことに絶望しています。の回。

同棲してみたら彼女の愚痴やメンタルの不安定、学歴が気になる相談者さん


最後は、かなりきついのを一発。
正直、相談メールの時点で一度停止ボタンを押してしまった。

すぐ別れて!!!なんだこいつ!!結婚への解像度低すぎだろ!!をブチ切れそうになったが、このあとのスーさんが間違いなく斬ってくれるな、と思い我慢して聞いた。

ざっくりまとめると、
3年交際した彼女にプロポーズしたら乗り気じゃなく、同棲を提案された。同棲してみたら、付き合っていた時にはなかった相手の仕事の愚痴や、メンタルの不安定さが気になる。おまけに、将来子供を持つことも考えると相手の学歴の低さも気になり始めた・・という内容で、
そりゃあ同棲とデートだけしてる段階とではみえてくるもんも違うだろうよ!!あと突然の学歴差別が最低!とブチ切れそうになったが、「同棲生活のプロ」を名乗るジェーン・スーは、意外にも冷静に、やさしく諭すのだ。


・・・そう。途中までは。

言葉の端々に、これ絶対怒ってるな!?というのがにじみ出ている。

最後のひとことの切れ味の鋭さもすごいので、ぜひ聞いてほしい。

↑「来月入籍を予定しているのですが、『価値観の違い』や『彼女の愚痴の多さ』など、気になることが色々と見えてきて、本当にこのまま結婚してもいいのか、迷っています、の回。


まだまだ神回はあるのだが、今日はここまで。
1本20分以内で気軽に聞けるので、ぜひ聞いてみてほしい。
色んな年代立場のお悩みを聞くうちに、意外とみんな同じことで悩んでいるということが露呈し、楽になれるので。


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