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大好きなみんなへ。

 大好きなみんなへ。
 「なんだがお日さんぼやっとして来たな」と宮沢賢治の声が聞こえてきそうな十六時半。洗濯物をクローゼットにしまおうとしたその刹那。視線は、大切にしているみんなからの手紙の方へ。遠く離れていても、書き記された言の葉たちはみんなの声をそれはそれは丁寧に届けてくれます。この瞬間が私はとても好きで、だからこそ言葉と戯れ続ける道を歩いているのだと思います。…みんなへの想いが溢れて仕方ないので今日は、のんびりとみんなへの想いを綴っていきます。
 私はとても元気に楽しくやっています。…こんな一文を書いてみましたが、嘘ではないけれど本当でもないなと心が言っているのを感じています。もちろん、素敵な環境のなか、色んなことを挑戦させていただき、私を迎えに来る今日は“楽しい”でいっぱいです。でも、「凍えて遠く、私は闇を廻るばかりだ」と、丸山薫とふたり。そう呟く夜だってあります。大好きな言葉に振り回されて、涙することも…。常に脳内は反省会。精一杯が実らない、そんなこともたくさんあります。それでも、結局ここでの日々が愛おしく、大切なのは、薄っぺらいけれど“好きだから”のひと言なんだろうなと思います。
 地元にいたら、だめになる。そう思ったのもここに来た理由。“全部、私が悪い”。“私なんて”。の思考回路とさよならしたくて、今もコソコソとリハビリ中。最近は少しずつ私を大切にできるようになってきて、自分の想いを伝えることができるようになってきました。みんながびっくりするようなことも、私できたんだよ。まだまだ、上手くできなくて、お豆腐メンタルで周りに迷惑かけて、もっと凹んで。色々思い出しちゃって、怖くなっちゃうこともあるけど…少しずつ成長できてる気がするから、私を大事にできるように頑張ります。
 みんなは、どんな日々を過ごしているんだろ。そんなことを思いながら、この手紙を書いています。書くことは誰にだってできる。だけど、私の想いは私にしか書けないから、これからも書けるときにみんなへ書いていきたいな。私の大好きで大切なみんなが、みんならしく過ごせることを心から祈ってます。今度また会えたとき、成長した姿を見せれるように、私はここで頑張ります。

 雑記みたいな文章をここまで読んでくれてありがとう。みんなのことが心から大好きです。どうか、身体には気をつけてください。またね。

               2022/06/15 すみれ

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