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バナナの涙 9 (枯れた涙の先に)

久しぶりの🍌と🍒の会話。
 🍌は🍒に、いつか🍑になるんだとよく語っていた。しかしここ最近は言わなくなっていた。 そして、🍒の方はというと、怠そうにしているのは変わらないが、以前より元気を取り戻しつつあった。

「ねぇ、🍒、最近すみれ、泣かなくなったね」
「前はよう泣いていたけど」
「🍌、お前も🍑なりたいとか言わなくなったじゃん」
「そうだね」🍌はちょっと照れるよな顔して云った。
「アホな夢だったかな、🍑になりたいなんて・・・」

「そういえば・・・、すみれ、また薬を撒きはじめたみたいだ」🍒は怠そうに言う。
プロベラ
ダーメストリル
オエストロジェル
プロギノバ
フォシーガ
メインテート
南極クリルビタミン

「前よりかは弱い薬だけど、一日で飲む薬の量が多い。なんか新しい薬も混じっていて、すみれの体が持つかどうか・・・」🍒が言う。

「すみれ、諦めていないのかな?オレを🍑にするって」、🍌が🍒に聞く。
「どうだろうね? すみれに直接聞いて見れば」🍒は答えた。
「じゃ、聞いてみようかな」そう言って🍌はすみれに聞いてみた

「おーい、#”$&’)’(&」

「あれ? 聞きたいんだけど、すみれが聞かれることを拒否してみたいだ」不安そうに🍌は🍒を見た。

「本人もどうしていいのか、分らないんだと思う」🍒は答える。
「また過去をほじくり返しているようだし。(僕と私と内緒の世界)とか言って、壊れなければいいのだけど」

「今日は疲れた。寝るよ」🍒は目を閉じ瞑想に入った。

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