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カサブタ

ホルモン剤をガンガン飲んで、胸の張りを愛おしく感じながら全力で走っていたあの頃。
私はよく薬師丸ひろ子の曲を聞いていた。
全力で走っていたので、転んだ時の痛みはすごくて、苦痛に叫び転げ回った。
薬師丸ひろ子の曲を聴く度に、あの痛みが蘇る。

痛みが蘇るということは、あの時の怪我が治りかけていると云うのだろうか? あの頃に聴いた歌をきくことは、できたかさぶたを引っ掻いているのと同じなのだろうか?


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