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響いたらラッキー

生きづらさを感じる時
生きやすさを求めるのは当然で
生きづらさの原因を探しますよね。
もしくは生きづらさの上に
心地よさを重ね着しようとします。

それが間違いと言いたいのではないし
生きづらさを感じた人が
少しでも生きやすさを感じられるなら
どんなアプローチもありだと思います。
でもやっぱり対処療法的なアプローチは
一時的なものでしかないんですよね。

頭痛があって鎮痛剤Aでおさまっていたのに
ある時効かなくなったから
鎮痛剤Bを試してみるのでは
延々と鎮痛剤を渡り歩くことに
なりかねません。

鎮痛剤には痛みを緩和する
はたらきがありますが
痛みの原因を治してくれるわけではないです。
使ってはいけないわけではないですが
痛みがやわらいだからと言って
頭痛が根治したわけではないです。

これは心の問題も似たようなものだなーと
思うんですね。
アプローチは数え切れないほどあります。
表面的な痛み止めにしかならないのなら
アプローチAからアプローチBへ…と
延々とはしごし続けることになります。
あるいはアプローチCを握りしめたりとか。

それで満足しているならOK❤️
だけれども
「そういうことではないんだよなぁ」と
何かしらの違和感が拭えない人に
向けて書いています。
パズルのピースが一つ足りない感じというか
何をやっても満たされない欠乏感が
うっすら不快なんだよなぁという感じの人です。

ここではお金を稼ぐ方法や
望む現実をクリエイトする話はしていません。
それらがダメだと言っているのではなく
それはそれで楽しんでね!という感じです。

トラウマを解消したり
インナーチャイルドを癒したり
ポジティブシンキングをしたり
アファメーションしたり
許そうとしたり愛そうとしたり
笑顔を作ったり
願いを叶えたり
やってもやっても満たされないのは
どうしてなんだろう?

心の傷は自分のものであり
何とかして傷を癒さなければ
自分は幸せに生きられない!
という観念があると思うんですね。

いわゆるネガティブな感情や考えは
ありますよ。
いやだなぁと感じることはあります。
その瞬間にはそれしかなかったんです。
いやだなぁを自分の感情だとして
なんとかしようとするはたらきが
厄介なのではないですか?
そのはたらきに名前をつけるとしたらエゴです。
エゴとか自我とかいう言葉は
使い手によってニュアンスが違うし
かえって伝わりにくいので
別の表現をするとしたら「井戸の魔物」です🤣

井戸をこよなく愛する魔物は
常に井戸に余計なものが入り込まないか?
どうやって井戸を満たそうか?を
考えているような感じです。

いらんことしぃの魔物が
主権を握っていると錯覚するがゆえに
まだ満たされない!これじゃない!と
満たすための何かを探している感じです。

もう二度と「いやだなぁ」が
起こらなくする方法はあいにく知りません。
でも
「いやだなぁ」を排除したり
「いやだなぁ」と戦わなくても
「いやだなぁ」を否定せず
その瞬間そう感じたことを
そのままにしておくだけで
自分のものとする必要はないのでは?とは
言えます。
魔物の出番なし🤣

もし余力があれば
「いやだなぁ」と感じた判断の物差しが
何なのか?を点検するのはいいと思います。
例えば「人に迷惑をかけてはいけません」という
物差しを持っているなら
迷惑をかける人に対して
嫌悪感がわきますし
迷惑をかけないように自分も振る舞います。

全ての物差しを取り払う必要はないですが
物差しが「いやだなぁ」と反応しているだけなんです。
その瞬間にただ
「いやだなぁ」という思いがあっただけ
とも言えます。
留まり続けることはあり得ません。
「いやだなぁ」は自分のものではないと
腑に落ちたらお気楽です。

迷惑をかけてはいけません!が
間違った物差しだとは思いません。
社会ではそりゃ他者への配慮はある方が
円滑ですね。
でもなんちゃらハラスメントが
どんどん出てくるのは
迷惑な者や物がある以上は
幸せになれないという観念だと思います。

迷惑をかける物や者を撲滅せよ!
さすれば幸せに生きられる!という
井戸の魔物の司令ですよね。
そうやって不寛容な社会が
無自覚に形成されます。

こわっ🤣

。←マルハラとか言われますけど
。をハラスメントと感じる人がいるなら
。を使わないようにしましょう!という感じで
どんどん迷惑をかけない自分を装い
迷惑をかける物や者を敵視して
迷惑になっていないか?という
自分への監視で
ますます窮屈になっていきませんかね?

そもそも
心の傷は自分のものというのは
本当でしょうか。
心ってどこにあるんでしょうか?
それは傷つくのでしょうか?
自分って一体何者なんでしょうか?

人格や役割はありますが
人格を形成している要素を
一つ一つ点検した時
驚愕の事実に突き当たり
結果的にお気楽さが副産物として
もたらされたんですが
ぜんっぜん人気のないアプローチ🤣

魔物から井戸へ
井戸から源泉へ
そもそも何でこんなことしてるんだっけ?と
巻き戻す感じのアプローチです。
響くならラッキー!ぐらいのノリですが
響かないならここまで読んでいないはず。
最後まで読んでくれてありがとう❤️

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