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【ヤバすぎる】PS5の中身が分かったので、解説してみた

 私の本職はシナリオライターであり、デバイスの開発者とか、そういう訳でもないんだが、今回PS5の中身が公開され個人的に大興奮だったのでその興奮を共有する為に記事を書かせてもらった次第だ。
 普段はゲームのシナリオについて解説していたりするので、今回初めて私を知った方は其方もぜひ読んでいただけるとありがたい。

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◇事前情報

 さて、今回本体の中身が公開された訳だが、その前からスペック等々はある程度公開されていた。
 なので、まずは最初にその事前に公開されていた情報からまとめて行きたいと思う。
 PS5のスペックについては以下の通りである。

CPU     :x86-64-AMD Ryzen "Zen2" 8コア 16スレッド 3,5GHz(可変)
GPU     :AMD 「RDNA」 custom CPU
        演算性能10,3TFLOPS 最大2,23GHzまで可変
メモリ    :GDDR6 帯域幅448GB/s
内臓ストレージ:825GB (外付けSSDにて拡張可、市販OK)
転送速度   :5,5GB/s(Raw)、圧縮時8~9GB/s

 ……と言われても、という感じではあるが。
 まず、CPUの性能について。
 コア数、スレッド数というのは、それぞれ「同時に処理できる量」と「一つのコアで処理できるデータの量」の事をいう。
 8コア16スレッドは、現在のintelで例えるなら、i7第十世代やi9第九世代と同じスペック。Amazonで買おうとするなら40,000円程度はする。(もうこの時点でデジタルエディションより高い)
 懸念点はクロック周波数が3,5GHzまで可変だというところか。
 ただ、3,5GHzでもintel core i5の第九世代と同程度の周波数ではあるので、家庭用ゲーム機としてなら問題はなさそう。
 SONYのマーク・サーニー氏によるとCPUとGPUはほとんどの状況で最大性能で働くらしいしね。

 続いてGPUについてだが、市販のGPUと比べるならRTX 2080とほぼ同程度か。これもまたAmazonで購入するとなると安くて100,000円程度であるから、CPUとGPUの性能を比較した時点でハイエンドPCを自作するよりお手軽かつ超安価だとわかるだろう。

 メモリについては、16GBはまあ妥当ではないかというライン。
 ハイエンドPCで且つプロゲーマ―とかなら32GB~64GBくらいのメモリを持っているが、正直ゲーム実況とかしない人にそんなに必要か? という感じなので、16GBでも大丈夫でしょうというのが私の見解である。

 転送速度は、PS4で2GBのデータをロードするのに40秒かかるところ、PS5だと0,27秒らしい。いや、異常だろ。

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◇今回の情報

 そして、今回のPS5の分解映像についてだが。
 まず、私はPS5について、公式が「排熱がガチ」だと言っていたらしいのだが、正直家庭用ゲームの範疇でしょぉ……? と疑いの視線を向けていたので、その辺り、排熱機構中心に解説していきたいと思う。

 まず、出入力端子についてはUSB Type-C SuperSpeedを採用しているらしい。ということは、おそらく今回のコントローラーDualSenseは高速給電に対応しているという事だろうか。

 スタンドについては、縦置きの際はコインネジで取り付けるらしく、横置きにする際はネジを収納スペースに収納しておけるらしい。
 なくさなくていいね。

 横置きするときは本体の溝にスタンドを差し込み横置きにするらしい。

 カバーを開けるとダストキャッチャーなるものが出現。どうやらここに埃がたまり、掃除機で吸引するだけでお手入れ終了らしい。簡単やな。
 さすがは家電メーカーらしい配慮。

 PCIe4.0対応のSSDを装着する部分もしっかりと付属。
 ここにSSDを差し込めば内臓ストレージを拡張可能。

 そしてこれが、例の大型ファン。
 正直、これを見たときはでかいな、という感想より先に、「Intelのリテールクーラーみたいじゃん、排熱ガチ勢とか口先だけやな」と思ったのだが。

 まずCPUにつけられているのがグリスではなく液体金属。
 これは、寿命を延ばす事と熱伝導率を上げることをかなり考えているな。これだけでSONYが今回どれだけPS5にガチか分かる。

 極めつけは、このクソデカヒートシンクである。
 なんやこれ、でかすぎやろ。
 今使っている空冷で効率がいいPCのCPUクーラーが虎徹MarkIIというものなのだが、それでもこのサイズ感。

 これは、排熱に力入れてるわ。疑ってすいません。

 Ultra HD Blu-rayは、板金ケースで覆うことによって駆動音を削減。
 PS5を先行体験した配信者の方たちも音については何も提言していないことから、どれだけ静音性に優れているかが伺える。

 CPUとGPU、メモリについては上述させていただいたので割愛。

 SSDは、専用のコントローラーを用いることで高速ロードが可能且つ静かである。

 バッテリーは、最大消費電力が350Wだという。
 標準のゲーミングPCで650Wは必要と言われており、ハイエンドなものだと750W必要だと言われている。
 今、私のゲーミングPCで使用している電源も750Wであり、PS5は性能に対していかに省エネであるかもわかる。
 正直、電源を見たとき350Wで動くスペックだということが到底信じられなかった。

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◇総括

 以上が、動画でPS5を分解した中身である。
 正直、ここまで排熱と静音性を意識しているとは思ってもいなかった。
 ただ、これは私の勝手な主観だが、PSシリーズは基本的に初期ロットは何かしらの脆弱性を抱えているので、ローンチタイトルに魅力を感じていない人は、購入を見送るのもアリではないだろうか。

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