ミライドンをポケモンHOMEでひたすら粘った話【前編】
みんな~~~!!パルデア図鑑、埋まってますか~~~????
…
……
埋まらねぇよなぁ!!
交換進化にバージョン限定ポケモン。1人では!1つのロムでは!埋まらない!!その中でも特に苦労するであろうポケモン、それが「バージョン限定の伝説」。つまり今作ではコライドン or ミライドン。これまでもパルキアやザマゼンタのおかげで図鑑は完成しなかった。どんなにプレイ時間をかけても自分では埋められない。悔しかった。
だが今回は頼もしい味方がいる。
ポケモンHOME
自分には「ミライドンのデータ写させてください」をお願いできる交友関係も度胸もない。埋めたい。図鑑埋めたい。後述の理由で埋めたい。
というわけで早速起動し、検索してみる。善 is 急げ。
絶句。
一瞬で心が折れる。ぱどれっくすって何?だれぇ?このトリミアンで交換できないのはなんでぇ??コライドンお嫁に出すつもりだったんだけど情が湧いちゃって離し難くなっちゃったんだよな……。わがまま言っちゃうと自分で捕まえた伝説はなんとなく手放したくないなぁ……そうなるとこれ無理じゃない?もう図鑑完成無理じゃない??大人しくバイオレット買っちゃおうよもう一周あのストーリー見るのも悪くないよもう一回泣こうよ……
…
……
これは泣き言を言いながらもわらしべ長者になったトレーナーのお話。
そもそも、何故図鑑を埋めたくなったのか
数世代前からの流れで思うことがあり、いよいよ気持ちが離れていたポケットモンスター。スカーレット・バイオレットの発売から2年が経った。正確には2年経っていたことすら知らなかった。
そんなある日、応援している実況者がプレイしだした。拝見し、思った。
めっちゃ面白そう。
そして、買った。ニンテンドーオンラインの2本チケットが1本分残っていたこともあり、即購入した。スカーレットにした。色々理由はあったけど、サガスカーレットグレイスが大好きから。
めっちゃハマった。
だだっぴろい世界を相棒と駆け回り、野生のポケモンと心ゆくまで戯れる時間。幸せ。ププリンに囲まれたときは本当に数時間そのまま一緒に遊んでいた。そして人恋しくなった頃に学校へ顔を出し、一喜一憂しながら学友や先生たちと冒険し、バトルを繰り広げる。
気を悪くしないでいただきたいが、己の加齢と共に数世代前からどうしても「やらされている」感が拭えなくなってしまい、距離を取っていた。しかし今作、完全にハートキャッチされてしまった。ありがとう。やっぱりポケモンだいすき♡
ソロではあるが、いやソロだからこそ、高難易度テラレイドを自分の育てたかわいいポケモンが攻略できたときは達成感がある。ここにあるのでは?とあたりを付けて向かった先に杭があるとうれしくなる。
そして欲が出てくる。
い ろ ち が い 欲 し い。
かわいいあの子、かっこいいコイツのいろちがいが欲しい。特別な子を育てたい。
「ひかるおまもり」
そうなるとやはり手に入れるしかない。アイツを。一度も面を拝んだことのないアイツ。それを抜きにしても今作本当に楽しいので図鑑を埋めたい。
ポケモンHOMEを起動し、上述の通り心が折れる。
思い出せ。
ポリゴンを手に入れるため、何の確証もないまま同じ台で回し続け、愚かに溶かしまくったコインを。
どうしてもひかえめグレイシア♀を育てたくて、卵を抱えペダルを漕ぎまくり走り回ったシンオウの大地を。
カモネギだってやればできるんだもん!と自分を満足させたいためだけに、無い知恵を絞り続け、シロガネ山頂上の男を一羽で倒したあの日を。
そこそこな目標をそこそこ諦めないで、そこそこやってきた。
やるか。ポケモンHOMEという名の闇取引。
(続いた→後編)
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