見出し画像

黒木渚ライブで人生を見てきた

黒木渚 死に損ないのパレード

2021年10月3日FC公演 

行ってまいりました。

ライブ規制緩和されたとは言え、まだまだコロナの猛威が懸念される時期。

開催してくれてありがとうございます!

久しぶりの黒木渚ということで、ドキドキワクワクで鶯谷へ

この駅周辺を歩いてる人がだいたい黒木渚ファンだと思うと滾る

意気揚々とキネマ倶楽部へ

会場入りするとすでに黒木渚の世界観でした

なにあの玉!!

画像1

ドリンク交換し、自分の席へ

3列目のセンター寄り。事前に調べていた座席表がいかに無力だったかを思い知らされる。ち、近ぇ〜

さて、大人しく時間まで待っていると急に丸い玉の方からドクン ドクンとかすかに聞こえてくる。その音はどんどん大きくなる。玉に当てられている照明も鼓動に合わせて揺れ動く

手のひらを胸の前で合わせ、祈るような姿勢で玉を見つめる

【1つから2つ、2つから4つ、4つから8つ

分裂、分裂、分裂を繰り返して ある時

ぽっと出のあぶくみたいに意識が生まれた

どのような順番で体が出来上がるのかは知らない

ただ 心臓が作られた時にはすでに音楽が生まれている

美しいリズムがマリのように弾む

今 今 今を重ねて膨張する宇宙

地中深く潜る蝉の夢を見る

無我夢中で掘り進める土の感触

フロイトの指し示した的外れな結末

今度 会おう どこで 来世 いつか 同じ 人に なろう

丸い玉の行方をおって 地球からバイビー

膨らんでいく玉になった 子宮からベイビー

そして悟る ありとあらゆるものが外へ出たがっている

包まれたもの達は全て外の世界を夢見ている

何があるかも知らず

何者かさえも知らず

1つ思い出した きっとすぐに忘れる

このメロディー知ってる ここにくる前から

このトンネル知ってる 5万年前から

狭くて捻れてる 赤い赤いトンネル

あれ、どうやって息をしよう

どこかに出会うべきモノがいるとわかる

同じように心細い気持ちで私を待っているはずだ

雨粒のように再会しよう

私たちは 元々は1つの固まりだったのだから】

口上が終わり鎮まりかえる会場

ジャーン!と音が響き渡ると同時に玉が割れ、ギターをかき鳴らす真っ白いワンピースに身を包んだ黒木渚が現れる

暗い会場の中、キネマ倶楽部のあのカーテンの前でギターををかき鳴らす姿はまさに神々しかった

泣く。泣いた。しばらく立てなかった。

声ー!!歌声めちゃ出てるーーー!!

激しい楽器隊。体を前後に揺らしながらかき鳴らすギター

あたしの心臓あげるが始まる

あたしの心臓あげる

正直泣きすぎて記憶が薄い。顔を覆って(うううぅぅ…)っ泣いてたもので…

ただかっこよかったことと、神々しかったこと、目の前で歌ってるぅぅぅぅってなってたことはよく覚えてる

あの口上からの私の心臓あげるはヤバいね。今まで何度も聴いてきた曲だけど、ライブのたびに表情が変わる曲

口上の謎がいっぱい

受精卵として細胞分裂を繰り返し、『個』として生まれてきている過程は『個』が安定しておらず、宇宙へと意識は繋がっているし、輪廻転生の記憶がかすかに残っているように思う

1つの塊だった、蝉の夢を見るで、フロイトの集合的無意識を思い浮かべたけど、まとはずれな結末でそれを否定

ありとあらゆるものが外へ出たがっているで、体が出来上がり、外へ出る準備が整った事に気がつく

1つ思い出した きっとすぐに忘れる

このあたりは掛け合いのようになっていて、後からのセリフはエコーが強くかかっている

もう1人の自分 片割れなんではないか

想像しやすい文言から遥か昔、宇宙へと派生するる文言。支離滅裂なようで繋がっている。

機械のように無機質かと思えば、子供のように無邪気に言葉遊びをしている。

意識がぐちゃぐちゃになり、混ざり合い、最後は1つへと。

階段からステージへ降りてきた渚さん。

天上から地上へと

虎視眈々と淡々と

イントロが始まるやいなや客席から大きな手拍子!

「皆さんこんばんは!黒木渚です!」

「ようこそキネマ倶楽部へ!やっと会えたね!

1年6ヶ月振りのお客さんとのライブです!

音楽で1つになろう!」

高まっていく音!!演奏が止み、静まり返る会場

「これからの90分間でかまいません。

黒木渚を、あなたの本命にしてください」


ずっとそうだよ〜泣泣


よく揃った大きな手拍子。会場全体が待ち侘びていた瞬間なのが伝わってくる。

ステージからもどんどん手拍子を煽る

泣きながら全力で手を振り、手拍子をする。

楽しそうな楽器隊

「最高ー!」と思わず口に出た様子の渚さん

アッパーな曲に会場全体盛り上がる

ここできました竹!!

不穏なイントロが始まる

暗くなった会場が揺れる緑色の照明で怪しく照らされる

個人的にはテンポが難しいのでノルのは難しいかなと思ってたけど、ライブ映えする、化ける曲だなと感じた

銀河が生まれる 世界を突き上げて上へ

気持ちの良い伸び!!

激しい鍵盤、楽器隊が聴いていて楽しい!

照明が青、白の明滅で宇宙へ向かって飛び上がってるように思えた

からっぽと節目を繰り返して

あおあぉあー!!

リズムにのり気持ちよく腕を振るあおあぉあーのとこは照明が青色になるのもポイント!

細かいねー!

「ようこそキネマ倶楽部へ!」

客席からの大きな拍手に

「えー、やだー」と嬉しそうに笑顔で手を振る渚さん

「世界は音楽を取り戻せているんだね!」

「キャリアが9年になり、その間に結婚したファンの方へ結婚ソングを送りたかった。リリースした後にその曲の意味が腑に落ちることがあるんだけど、私とファンのことじゃん。私に似ているなと思う部分もあって、新しい発見にもなった2年間だった」と、語る

合わせ鏡

もうこの時には手指を組み、祈るスタイルでライブを観ている(初めは拝むスタイル)

ステージ両サイドの四角い鏡が光を反射し、客席への光の道筋をつくる

頭上ではスポットライトの光が交差し、教会のステンドグラスなどの三角の天井を思わせる。チャペルの前で渚さんが歌っているようだった

ひとつひとつ重なって 私たち家族になる

サビに入ると白いふんわりとした照明でステージ全体が包まれる

ステージと客席の繋がりを感じた

なんとも穏やかな空間

モンロー

ニコニコで左右に揺れながら歌い始める

歌う仕草が優雅で、腰に手を当てて歌う、投げキッスなど、モンローの仕草を随所に入れていた

2番が終わるころのジャッジャーン!ジャッジャーン!のところは渚さんもテンポに合わせてモデルウォーク(伝われ)

照明、暗めの色で明滅。かっけぇー!

生きるってハッピーね

堂々と歌い、女の子の憧れのようだった

曲の終わりにはリズムに合わせて楽しげに歩きながら階段を上る

上った先の台に乗ると下から風が吹き上がり、長いスカートがふわりと揺れる

それを気恥ずかしそうに手で抑え、笑顔全開で手を振る渚さん

そう!まさにマリリンモンローのあの有名なシーンである!!

全てが今夜目の前で 生まれ変わってゆく

ワー!キャー!!と賑やかな歓声音が入る

パシャ!パシャッとカメラのフラッシュと共にシャッター音も!

後ろで流れる曲もレコードから出ているような音になり、その時代にタイムスリップしたかのような気になる

ゆったりと手を振る渚さんの笑顔が少しずつ寂しげになってゆく

【愛しい人たち 

私をスターにしてくれたあなた方のことを 

私がどれほど可愛らしく思っていることでしょう

私の人生は完璧でした

少しのキズも許せないほど

あぁ、なんと美しい夜でしょう

旅立ちにふさわしい夜

さようなら、愛しい人たち】

美しい夜でしょうで上を見上げ、

さようなら、愛しい人たちで、ゆったりと手を拳銃の形に変え

バン!!

っと激しい銃声と共に頭を撃ち抜く

会場暗転  静まり返る

ワーー!!キャー!!と先程とは質の違う混乱した大衆の叫び声が聞こえる

真っ暗な中パシャッ パシャッと大きく聞こえるシャッター音

シャッター音がしだいにリズムを刻むようになり、雫の落ちる音が聞こえる始める

さっきまでは幸せいっぱいの空間だったのに、今は突き落とされたようだ

あまりのことに手をぎゅっと握りしめ、息を呑み、じっとステージを見つめる私

薄暗く、青く照らされ始めたステージ

雫の音はしだいに大きくなる

【死んだように生きるのと

生き生きと死ぬのでは

どちらが幸せなのだろうか

私はいつも難しいことばかり考えている】

静かにゆっくりとステージ中央へ移動する渚さん

【そのくせ 簡単なことにはちっとも気がつかない

ユーレイになっても ずっと同じことを繰り返している】

口上か終わると同時に 雫の最後の一音が会場に響く

さぁ、死後の世界へ

ウェット

はぁっと息を吸い歌い始める

2ヶ月前 手首を切りました

白いワンピースでアシンメトリーのゆらゆらとのびる裾。ウエスト部分には赤黒いものがダラリと垂れている

頭上からの青いライトが弱まり、前下方からぼうっと照らされ、そこにはユウレイが立っていた

薄暗いステージ上で鳥籠に捕らえられている電球

光が強まったり、弱まったりを繰り返す

ステージで頭を抱えながら激しく苦しむ渚さん

鳥籠の電球は生前の呪縛から逃れられない魂達なのか、自ら命を落としたことで輪廻の輪に帰ることができず、彷徨っている魂なのか。

そんな魂達に唆されてしまったことを後悔しているのか、死んだら楽になれるはずだったのに!こんなはずじゃなかったのに!っと苦しんでいるのか。

電球の明滅に照らされながら楽器隊の熱のこもった演奏。かっこいい!!

湿度の高いこの部屋 浮遊する体大気に混ざる

雫の音が響く

ステージ暗くなり、上手からぼうっと照らされる渚さん

だんだんと激しくなるドラム

ひっそり閉じた この一生の中に

極彩色の照明に染まる会場

自分の死に意味があったのか自問する

消えてしまいそうな体

ユウレイの苦悩が伝わってくる

I’m  Still a Welty ghost

の後とひっそり閉じたの後の鍵盤めちゃ好き

鍵盤!鍵盤!!良いねぇ!!

歌い終わり、音がいっせいに消える

ステージ暗くなり、鳥籠の中の電球だけが光っている

完全に個人の感想だが、ウェット歌ってくれて嬉しかった。昔のアルバム曲みたいなの歌ってくれる機会が減っていて。(もちろんセトリの関係だと思う)

今回歌ってくれて、歌うことの自信というか"声"を取り戻してきた証だったんじゃないかなと思う

アーモンド

ピアノのイントロが始まる

頭上からスポットライトで照らされる渚さん

リズム隊も入り、顔を下に向け、小さく左右に体を揺らす

半泣きでリズムとりながら観る私(祈るスタイル)

弱音を吐きそうなこの口に 孤独の種を放り込む

サビになり激しくなる楽器隊!

音圧!圧巻!

こうばしい 明日が香る

ステージで渚さんだけが照らされ、口上へ

【死に損ないの私が、死に損ないの私が!!

今夜こうして ここで歌っているのは

死に損ないにしか分からない喜びや

死に損ないにしかわからない痛みが

たしかに存在していて それを大勢の

死に損ないに歌うために ここに立っています

これからも私は 何度も何度もくたばって

そのたび何度も何度も立ち上がって

何度も何度も 何度も何度も何度も

何度も何度も 生き返って

絶対に諦めずに 絶対に諦めずに

歩き続けて行きます

だから今夜あなたにも ここで誓って欲しい

私たちにしか分からない悲しみを

私たちにしか分からない幸せを

絶対に絶やすことなく これからもずっと

待ち続けて歩いていって。良い?

私たちにしか分からない幸福が必ず存在していて

それを絶対絶やすことなく 歩き続けていってください】

そう激しく叫ぶ渚さんの声にも表情にも心がこもっているのが伝わってくる。ぐっときて泣いた。渚さんの目も潤んでみえた

生きていれば辛いことがある。それも死にたくなるような。私にだってある。

自宅2階の窓枠に両足をかけ、少しでも重心が前に行ったら落ちる所へ。

今考えると分かる。2階からでは難しいことは。

だが小学生の私には、高い建物の少ない田舎、封鎖されている学校の屋上より自宅の2階が選びやすかった。

親に見つかり飛び降りる事はできなかったが。

私のこんなちっぽけな事より、もっともっと辛い体験をし、なんとか今の生活を続けている人が多いと思う

そんな死に損なってる私たちの存在を認めてくれる

その経験があるからわかる喜び、悲しみ

押しつぶされそうになり、一線を越えそうになってしまう前に黒木渚という存在を思い出したい

一緒に歩んでいこうよと寄り添ってくれる、道を指し示してくれる

私たちに約束してくれた

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

立ち上がり、諦めないと。

死に損ないのパレード

涙と鼻水でずるっずるになりながら死にパレへ

13階のベランダ 片足つっ込んで 天と地の境目でブーラブラ

左は青、右は赤の照明で照らされながら歌う

この世のものでは無い様相

死に損ないの僕らには 怖いものなんてなんにもない

ユウレイのような動きをしたりと、どこか可愛らしくコミカルに歌い踊る

サビ前のヒュードロドロでライブグッズ、行燈が登場!

ついておいで 午前0時に花火が上がるパレード

ゆったりと左右に行燈を振り、会場と一体となる

火の形をしたこのペンライト

つけて頭上に掲げることで、一般社会からの私たちの存在を知らせる明かりのようだし、辛さの追悼、送り火のようにも思えた

ステージの鳥籠の電球はさながら百鬼夜行で使う提灯のよう

「良いね!!怪しい!」と笑顔で行燈をふる渚さん

渚さんがはけても、客席では振られ続けていた

象に踏まれても

私の泣いた顔が穏やかになりながら行燈を振っていると、突然会場が真っ赤な照明に染まる

あのかっこいいギターとベースのイントロが!!

長い銃を片手にキリッと入場してくる渚さん

マイク前で凛々しくポーズを決める

しっとり穏やかだった会場の雰囲気が、ノリノリな音に身を委ねてゆくのが分かる

CDよりも長めのイントロで、心の切り替えができた感じ

私も笑顔全開で体を左右に揺らした

象に踏まれてもがめっちゃ好きなんすわー!

奇妙な生い立ちのせいで

歌い始める前の柏倉さんのカッカッカッのカウントのとこめちゃ好き!

ステージ上の照明は黄色、緑色が多くどことなくサファリっぽい。くるっ、くるっと順番にライトが回転していて、コミカル感がある。とても良い。声にエコーがかかってるのも良い!

死にパレまでは生・死で現実感があったが、象に踏まれてもは振り切った異世界感がある

パレードに参加したら、異世界に連れていかれ、楽しい音楽に身を委ねて自由に踊り狂う妖怪達

楽しい!楽しい!

1番が終わるとイントロを繰り返し

渚さんが銃を構え、客席、楽器隊へとゆっくりと銃口を動かしてゆく。楽器隊は銃口を向けられると怯えながら演奏している

最初の狙いは…おいたん!!

引き金を引く。バーン!

銃声と共に頭上の風船が割れ、ハラハラと紙吹雪が舞う。めちゃくちゃ良い表情で白旗を上げるおいたん

銃をガチャンとリロードし、次の狙いを探す渚さん

ノリノリで踊っているが、客席にも銃を向けられるので油断はできない!

ちなみにこのために防弾チョッキを着たファンの方いて、めちゃくちゃ笑った

次の狙いは…宮川さん!

バーン!と同時に紙吹雪

「なんじゃこりゃー!!」(私の予想)

と叫びながら目を見開き、白旗を上げる

さあ、渚さんの銃口が客席をゆっくり動いていく

まだ油断はできない

懐にジャンプ仕込んでくれば良かった

次の狙いは…神佐さん!

バーン!と同時に紙吹雪

白旗を上げ、鍵盤の上に倒れ込み、ジャーンと音が響く

奇妙なひらめきのせいで こんな感じになりました

笑顔で2番を歌い始める

曲の最後でバーン!と撃たれる柏倉さん!

撃たれる前の痛そうな表情が良かった!笑

笑顔で次の曲へ

ダ・カーポ

ステージ暗転

ステージ上部『死損者行進』の看板が赤く浮かび上がる

1、2、3!柏倉さんのカウント直後、いっせいにかき鳴らす楽器隊

早いテンポに高まっていく音!こちらも気持ちが高まってゆく!

五線譜は鉄格子

かっけぇー!痺れるぅぅー!

照明の激しい明滅がステージのかっこよさを際立たせる

どこで間違えて 何を諦めた

動く斜のかかったような照明がステージを照らし、悩み、揺れ動く心情を表してるのかなと思ったり

進めない 進めない

手を前に伸ばし何かをつかもうとしているような動作

頭上からのスポットライトで渚さんだけ照らされる

サビに入るとまた激しい明滅!

柏倉さんのワン・ツー!かっこいいし、その前の演奏もかっこいい

この曲はCDで聴いててももちろんかっこいいのだが、ライブでは段違いのかっこよさ

ライブ映えする!

かっこいいの極み!

ドラム〜!かっけぇ〜!

夢中で手を振った

「熱気がすごいなー!楽しい!」と渚さん

「皆んな声出せなくて苦しい?大丈夫だよね、ドMだもんね(にこり)」

客席ではグッズのタオルを被るよう指示され、行燈を灯し、暗くした会場をみて渚さんと柏倉さんが大喜びだった 笑

「いろいろやりたいことあって、それを全部詰め込んだ。私はやりたいことが決まっていた。」

「皆に応援してもらっていて、私も応援を返していきたい」

「私の推しはあなたたち」

「お互いに滅ぼしあっていこう!」

実に渚さんらしいMC!

心がイエスと言ったなら

暗転したステージ。曲が始まる

ステージ頭上のミラーボールへ少しずつ光が集まってゆき、穏やかに会場が照らされてゆく

心がイエスと言ったなら 我慢も駆け引きも捨てて

渚さん左右からもライトが当たり始め、ステージの温かみ、神々しさが増してゆく

A、Bメロみたいなとことサビ以外で照明変えてるところが曲への感受性を高めてくれる

ミラーボールの光、壁にうつった様子が雨のようにも、木漏れ日のようにも見えた

最後は星空のようだった

心がイエスと言ったなら 1秒で世界は裏返る

手指を胸の前で組み、祈るスタイルでライブを見る

大予言

大予言のあの楽しいイントロが始まる!

「ダンシングタイム始まるよー!」ギターを下ろし、楽しそうに飛び跳ねながら言う渚さん

会場はすでに大きな手拍子が響く

大 大 大予言

振り付けを一緒にマネした

サビで行燈も振る。楽しい!

のびのび歌ってる渚さん、最高!!

おいたんのギターも良かったー!!

また聴きたいよー!

楽しすぎて「ワキワキ!」って言いながら飛ぶ渚さん。私も飛んだ。

ふざけんな世界 ふざけろよ〜サンバのリズム〜

楽しげなリズムを刻み、手拍子を煽る楽器隊

ノリノリでステージに帰ってくる渚さん

サンバの衣装の羽を装着して。

見てない人は何を言っているか分からないかも知れないが、頭と背中にピンクと水色のでっかい羽を付けてきた。自身の身幅3人分ありそうなサイズ

「どうですか?サンバしてますか?」

何やらステップをふみながら話す渚さん

「見て!練習してきたの!」

ステージを右から左へとステップ移動

「できてない!でもそんなことは関係ない!踊りなさいよ!」

「人はふくらはぎをいじめている時は、なぜかクヨクヨすることができません。知ってた?」

必死でステップする渚さん

「ワン、ツー、ほら!」

と観客へもダンスを促す

「帰さないよ!生きて、生きて帰れると思うなよ!」

「最後はサンバのリズムにのせて、ふざけんな世界 ふざけろよをおおくりします!」

リズムに合わせて真顔で上半身を揺すったりするから羽が揺れてて 笑

「サンバ足りてる!?」

めちゃくちゃ笑った!!狂ってる!

もっとサンバくれ!!

サビでは笑顔で手を振る

曲間は「休むなよ!」と渚さん 笑

チクショーチクショーふざけんな

2番のとこはいつもの勢いでなく、小さめで渋い感じで歌う渚さん

宮川さんにチクショーチクショーふざけんな!って歌わせてる横で中指立てる 笑

まさかの笛も登場で笑った!

大サビでは2階から紙吹雪が!

ハラハラとカラフルな紙吹雪に、ワクワク感は最高潮!

百鬼夜行も大団円へ向かっている!

紙吹雪は2階席のお客さんが撒いてくれたそう。

観客参加型ライブ

「あとちょっと我慢したら!音楽が帰ってくるね!!」

笑顔全開で飛び跳ねる渚さん。

嬉し泣く、私

アンコールへ

「楽しかったー!これは汁を出すなと言われても出るよね。皆んな、汁出てない?とばしてない?大丈夫?」と話始める

玉が1番お金がかかってるなど裏話

グッズ紹介では「おじさんはリップを2本買いなさい!唇ぷるぷるのおじさんの方が良いから」

「新鮮なおじさんは唇ぷるぷるだから」とリップのゴリ押し 笑

「やり残した演出があって。合わせ鏡で結婚した人ーって聞いたじゃないですか。この鏡、特殊な鏡で照明のレーザーなどを跳ね返すことができるらしいんですよ。この鏡で合わせ鏡を歌いながら、結婚した人たちの目をじゅーっと焼こうと思ってたの。リハーサルで試したら本当に目がヤバくて、スタッフからストップが出た。悔しいなと思ってます」

後ろに持ち手がついた楕円形の鏡を持ちながら悔しそうに語る渚さん

四角形の同じ特殊鏡がステージ両サイドにあり(たぶん)合わせ鏡の時に客席へ光を送るのに使われてた。あの鏡の反射


!!!めっっっちゃ  眩しかった!!!


私、宮川さん側の鏡の反射光がめちゃくちゃ顔の高さに来てて(うっ…眩しい、ステージ見えづらい)ってなりながら曲聴いてましたんで…

渚さん、手に持ったその鏡で自分の顔を写し、鏡越しに客席を見て「ふふっ」と笑っていた 笑

「今回の裏テーマが百鬼夜行」

「人間のフリをしている妖怪達、私たちが集まってパレードをするということで、メンバーに好きな妖怪、憧れている妖怪を教えてもらいます」

宮川さん→子泣き爺

理由:アンチエイジングできていない感じ。大人なんだけど、心は子供のまま。大人になれない子供。なんか共感する

柏倉さん→ぬらりひょん

理由:何だがわからないもの。オノマトペ的な

なお糖質制限し、ライブ終わったらミスドを端から端まで買って食べるんだ!とライブ前に夢を語っていた渚さんの為にミスドをたくさん買ってきてくれたそう!!優しい!ナイスミドル!!

神佐さん→テケテケ

理由:小学生の頃、体から軟らかく、足を首の後ろにかけテケテケの真似をしていたので

ステージで試す事になったが20年ぶりぐらいの挑戦なので成功ならず!

渚さん「めっちゃ硬いじゃん!」

おいたん→たんたんころり

理由:柿の木の妖怪。地元の妖怪で、柿の木を全部とって、残った1つが入道になる

人の前に現れて、おしりのセンターを舐めると消えるという謎妖怪 笑

渚さん「なんなん!?初めてここに立って、よくそんな話できましたね!」

渚さん→骨女

理由:私じゃん!骨歌うし!

「まだ予定ははっきりと決まってないけど、またこうして次も必ずあるということだから。どうか元気で!元気じゃなくてもいいな。ぼちぼち楽しく生きて、再会しましょう。今日は本当にありがとうございました!」

曲が始まり、笑顔で指揮者のように手を振る渚さん

観客も一体となってリズムにのる

死んだ後でも楽しめるように

会場全体が明るい光に照らされ、なんとも穏やかな空間

2番のきゅいん!って指差すとこでは頭に羽飾りを付け、上裸になった神佐さんがスポットライトを浴びて登場!

胸筋やら腹筋やらペンで描いてもらってる!

表情と決めポーズがまた良い 笑笑

表情作ったまま柏倉さん、おいたんの方へ順に体を向けてる、皆爆笑!

演奏止まらないのすごい!プロ!!

そして何事も無かったかのように演奏に戻る神佐さん 笑

ニコニコ笑顔で温かい雰囲気の会場

最後は楽器隊と揃えてジャンプして演奏終了

退場時には死にパレのサンバ!

全員でステージ上で軽く踊り、お辞儀をして退場

ステージに残った渚さんは右に左にと移動し、会場全体に手を振って去っていく。

サンバのリズムが流れる誰もいなくなったステージから声がする

【父さん、人間の世界で何やら事件です。

謎の女が古いお屋敷で人間たちを集め

夜な夜な歌を歌い聴かせているみたいなんです】

【ほぅ。なんだか楽しそうじゃなキタロウ】

【父さん。噂によるとそこへ行った人間たちは

こちらの世界へ帰って来られないみたいなんです】

【ほほぅ。ますます興味があるわい】

【父さんいけません。父さん?父さん!!!】

次回『怪奇 沈黙のパレード

消えた目玉親父の行方』

【キタロウ、わしも死に損ないに入るかな?】

【来週もぜひ見てくれよな!】

突然のキタロウと目玉親父のモノマネに、アニメ次回予告が始まるライブ

まじカオス 最高

そして配信ではエンドロールへ

エンドロールでは死にパレを流しながらライブ写真のダイジェストが流れる。

めちゃくちゃ良いライブだった

本当に開催してくれてありがとうございます!

まとめ

今回のライブセトリ

生まれる前から死んだ後まで

1人の人生をみた

あたしの心臓あげる、虎視眈々と淡々、竹、合わせ鏡までは産まれ落ちたその人の人生そのものを表しているよう。

この世に産まれてきた"わたし"。力強く成長し、恋の楽しさを知り、信頼できるものと出会い。

口上【出会うべきものがいると分かる】に合わせ鏡がリンクしてるのかなーなんて思ったり

モンロー、ウェットの流れは1番痺れた!!

本当に幸せな空間から突き落とされた!

楽しげに生きていたはずの"わたし”。周りからは見えない心の穴がどんどん広がり、ついには命を落としてしまう。死後の世界でも苦悩する様は映画を見ているようだった。

アーモンド、死に損ないのパレードでは

死後の自分を受け入れ、乗り越えることができたのかも知れない。死んでからも孤独を抱えながら過ごしていたが、仲間がいる事に気がついたのかもしれない。誘われるままパレードへ参加し、呪縛から解き放たれていくように思う

また、渚さんの口上も良かった

本当にとても良かった。泣いた。

渚さんが絶対に諦めずにいることを約束してくれた。そんなまっすぐな人。魑魅魍魎としてパレードに参加できることを誇らしく思う。

象に踏まれても、ダ・カーポ

誘われるままパレードに参加した"わたし"

楽しい!自由なんだ!"わたし"は自由!と解き放たれた魂が踊り狂う

心がイエスと言ったなら、大予言

人の意見を気にしすぎない。"わたし"の心が赴くまま、イエスという方へ。でたらめな大予言なんてぶっ飛ばしてしまえ!

ふざけんな世界 ふざけろよ〜サンバのリズム〜

いよいよ頭が『ハイ』になってきた!

魑魅魍魎たちと歌え、踊れの大騒ぎ

"わたし"は今まで囚われすぎていたのだ!

楽しむことを自ら放棄していたのだ!

ふざけることもできない世の中なんてクソ喰らえ!

楽しかった。本当に。

思い残すことなんてない。

"わたし"の人生、死んでからの方が高得点かも!

はて、どこかへ行かなければならなかった気がする

遠い宇宙に丸いものが見える

地球を出て丸い玉を追ってみよう

バイバイ、今までの"わたし"。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?