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「血」とは

前回の「気・血・水(津液)」の続きです。

「血」は、経脈を流れる赤い液体であり身体の組織を栄養するもの。
血液に似た働きをしていて、東洋医学でいう「血」はほぼ動脈血に相当するとのこと。

「血」の働きは、栄養素と酸素を身体に与え滋養し、各組織に潤いを与えます。
また精神活動に関与しており、不足するとイライラや怒りっぽいなどの影響が出ます。

前回お伝えした「気」と「血」は
相互に作用し合っており、「気」が巡ることで「血」も全身を巡り組織に栄養を与えることができるとても密接な関係にあるのです!





「血」の主な働きは2つ。

①体へ栄養を与える…
不足するとこむら返りやしびれ、冷え、爪がもろくなる、抜け毛が増えるなどが起きます。

②精神活動を支える…
不足すると心が不安定になる、不眠や夢が多くなり熟睡できないなどが起きます。



また「子宮は血の海」と言われるほど、
血の不調は婦人科トラブルに繋がります。







「血」の病証は2つあります。

・「血」が不足した状態の「血虚」(けっきょ)

…めまいや立ちくらみ、乾燥やかゆみ、白髪や抜け毛、生理不順、目の疲れ、不眠、息切れなどの症状が起きます。

他にも不整脈、動悸などの心臓疾患も出やすいです。

血が不足すると不安感が強くなるのも特徴のひとつで、気持ちが不安定になり落ち着かなくなります。


無理なダイエットや夜更かしなど不規則な生活は体に負担をかけ血が不足してしまうの気をつけましょう!


色々な食材をとりバランスよく食事をすること。
血を補うとされる黒い食べ物(黒豆、黒ゴマ、ひじきなど)を摂取するのもおすすめ!
レバーや赤肉なども鉄分を効率よく摂取できます。食べ物からも「血」が作られるので、胃腸の調子を整えることも大切です。


・「血」の巡りが悪い状態は「瘀血」(おけつ)

…顔や唇の色が暗い、手足の冷え、シミそばかすが多いなどの症状が見られ、
婦人科では生理痛、レバー状の血塊が出る人が多いです。
子宮内膜症、筋腫、腺筋症などといったトラブルの元になる体質です。


対策として、
冷えがある方は手首や足首など冷やさないようにすること。湯船にしっかり浸かり温めることもおすすめです。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、血液を全身に送るポンプの働きをします。ウォーキングなどで積極的に動かしたり、ストレッチやマッサージでほぐすのもよいでしょう。


1番上の写真のプハンは、
血行を促進し筋肉の疲労回復、老廃物を外へ出す
デトックス効果などがあるので瘀血タイプの方はプハンもおすすめです♪

(プハン後の背中、痕は1週間前後で消えます。
プハンに興味がある方はお問い合わせ下さい。)

次回は「水(津液)」をお伝えします。

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