僕らがストレスを感じる理由③

ストレスと自尊心

書店を覗くと、ストレスを解消する為の書籍が多く並んでいる。人間がストレスと戦わざるを得ないのは、思い通りにならない世の中を生きていく為には仕方ない事なんだろうか。ストレスにさらされた結果自分を保てなくなって、折れてしまう人も非常に増えているらしい。自分を保てなくなるとは、精神障害や自殺を引き起こすような依存症や摂食障害やうつ病等を引き起こすこと。

ところで、人はどうやったら自分を保てなくなるのだろう。専門書を紐解くと、自尊心を失った時とも言われている。ではこの自尊心は何かというと、自己肯定感と自己有用感の組み合わせで出来上がっているという事ではないか。この関係性は実は広く世間では認識されていない。自分も知るまでは、自尊心≒自己肯定感と思っていた節が強かった。ところが実際はきちんと区別して理解しておかないと、ストレスに立ち向かっていく為に取るべき施策も大きく間違っていくことになるかもしれない。この理解は大事だ。

勿論自分の事だけではなく、例えば子育てをしている人の場合は、子育てにおいても大きな勘違いが出てくる可能性がある。そんな重要な要素について、違いを確認しておきたい。