見出し画像

【修正済】「クトゥルフキッチン」で遊んでみた

 どうもこんばんは。墨色そうめんです。

 今日は、誕生日にいただいた「クトゥルフキッチン -冒涜的な宴- 」というボードゲームで友人と遊んだレポ記事を書かせていただきます。

画像1

 こちらがパッケージです。ゆるるふ神話シリーズの絵を描かれている海野なまこさんのゆる〜いクトゥルフ様が満足げな顔でカトラリーを構えている姿が可愛いですね。

 これを開くと
・大量のダイス
・アイテムをくりぬけるようになっているボード
・丸い木製チップ
・名状しがたい料理が描かれたカードの束
・やばそうな呪文が書かれたカードの束
・なんだか不穏そうな小さいカードの束
・すごろくみたいなマス目がついた分厚いボード
・カードを置けそうな枠のついた薄めのボード
・ルールブック
・収納用のチャック付きの袋
が入っています。他のボードゲームを入手したことがないのでこれが一般的なのか親切なのかはわかりませんが、袋が最初からついていたのはありがたかったです(カードなどを束ねるのに輪ゴムを使うのが嫌いなので)。

 そしてこれらを全てセッティングするとこうなります。

画像2

 なんだか禍々しい盤面ですね。「ナニカの肉」って一体何なんでしょうね。非常に馴染み深い形状の突起がとても気になりますが見なかったことにしましょう。

 今回は2人でのプレイですが5人までなら同時にプレイできるそうです。

 ゲームの流れをざっくり説明すると「仕込み(主には調理)」、「盛り付け(作った料理に加点要素をつける)」、「発表(点数計算)」の順に進み、より点数の高い料理を作った者が勝ちという至極シンプルなものです。一度遊んでみれば大体覚えられます。
 もっと詳しいルールについてはこちらの記事がとてもわかりやすかったので参考までにどうぞ。


画像3

 そういうわけで早速遊びました。これが「発表」まで全て終わった後の盤面です。

 先に述べたようにシンプルなルールではありますが、調理成功判定に用いるダイスの数や料理の選択、「冒涜カード(小さいカード)」を引くかどうかなど、考えなしにやっていては大失敗を招きかねない要素は多いです。
 特に、「冒涜カード」はたくさん引けばその分「盛り付け」で加点できるカードも手に入りやすくなりますが、混ざっている「狂気」のカードを4枚以上引いてしまうと「不定の狂気」に陥り、「仕込み」にて行動制限がついてしまうことになるため注意が必要です。

 なお、こちらで引いた「狂気カード」には、書かれていることを次のターンまで実行しなければいけないルールがあります。ここで、わたしが今回実際に引いた「狂気カード」を見てみましょう。
・「神を崇拝する行動をとる」
・「両手を上げゆらゆらする」
・「近くのドアを開閉する」
・「暴れる」
・「シューシュー言う」
・「幽霊の真似をする」
もちろん全部やりました。このプレイの時間だけでまる1日分くらいドアの開閉をした気がします。一気に2枚以上引いた場合「シューシュー言いながら近くのドアを開閉する」のように二重に狂った行動をとらされるのでかなりキツかったです。人がしているのを見るのはめちゃくちゃ愉快なんですが自分がやるとなると半端でなく恥ずかしい。主にこちらの要素を理由に、遊ぶ相手には気心の知れた人を選ぶことを強く推奨します。仲良くなり始めの人とするのはよほど羞恥心をかなぐり捨てられるコミュ力オバケみたいなタイプの人でない限り恐らくかなりキツいです。加えて、「狂気カード」で指定された行動を取る際には騒音(暴れる音やドアを開閉する音)にもご注意を。

 もちろんこのトンデモ行動以外にも面白い点はたくさんあります。
 まず、クトゥルフ神話に触れたことのある人なら思わずニヤリとしてしまうネタが多いこと。料理の素材そのものがクトゥルフ神話作品に登場するものたちであることはもちろん、それらの説明文を読むとなんだか聞いたことがあるフレーズが見つかるのでそれだけでも楽しい気分になります。
 また、ルールブックにてRPを楽しむことを推奨されていることも面白いです。「特に点数に影響はありませんが自分のコース料理について語ってもよいでしょう」「5点の大きな評価チップを3つ以上手に入れた人はプレイヤーボードに並べて三つ星シェフを気取ってもよいでしょう」(※文面うろ覚え)など、ゲーム進行に影響するわけではないRPを勧める文章が時たま出現し、実際に語りを入れると楽しく進めることができたので、わたしもこちらのRPを入れてのプレイをおすすめします。
 さらに、「仕込み」で評価点の高い料理を作れずとも「盛り付け」で逆転が狙えることがあるのも楽しいポイントでした。

画像4

 これは2ゲームめでの友人作のコースです。左端の「オードブル」の料理を作ることができず評価点0の「泥料理」となっていたものの、「盛り付け」により8点ものボーナスが入っており評価点の低い料理を作るよりも高評価になりました。

 遊んだ感想、といってもわたしは大体何をやっても「楽しい〜〜〜!!!」と言ってしまうのであまり誰かの役に立つようなことは言えませんが、何せ楽しかったことは本当です。機会があれば是非皆さんもやってみてください。以下にAmazonでの商品ページを貼り付けておきます(こちらから購入してもわたしには1円も入りませんのでご安心ください)。

 では、今日はこの辺りで。

 墨色そうめんでした!

わたしへのサポートはクラゲの本を買ったりプロテインを買ったりするのに使われます。