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2023/04/29(Sat.)すみいき定例活動レポート

今週は澄川精進川緑化の会の皆さまたちと、精進川の清掃活動を行いました!
精進川は主な活動場所である紅櫻公園からも繋がる河川。
河川を辿って北側に歩いていくと、ヤマメ・サクラマスを見れる場所があったり、中の島小学校裏にはホタルが観察できる場所があったりと、都市における自然を実感できる場所が非常に多いです。
川は人が集落を作る上でも重要な環境でした。

そんなことを想いながら、地域の皆さまとご一緒させていただきました。

※結構真剣に清掃活動を実施したため、写真は少なめです💦


ウェーダーを着て川に入る

精進川の河川清掃に参加させていただいたのは、3年前のことでした。
「澄川×ホタル」のテーマに共感した新陽高校の生徒の課外活動の一環として、地域のフィールドをお貸しいただきました。
(この活動がすみいきのはじまりになっている)

「かつていたとされるホタルを探す」20名程度の高校生たち。
長く生えた草をかき分け、足元の悪い河川周辺をみんなで歩きながら、ある意味ひと夏の思い出を作ったことを記憶しています。

2020年7月の初調査


当時は備品も揃っておらず、川に入って調査するということは全く想定外でした。がしかし、今回に活動では澄川精進緑化の会の皆さまに備品をお借りし、川に入る前提で清掃活動を行いました(男性の大人だけ、ということだったので私しか入れませんでした😅)

すみいきの備品としてもウェーダーが欲しいと思った隊長

川に降りてわずか20分で40Lの袋は満杯です。
上流から流れてくるゴミが溜まりやすい場所も認識。

ペットボトル、弁当のパックはかなりの数拾いました。
自然に残ってしまう素材なので目に触れやすいということはあれど、捨てない意識がやはり大事です。
こういった地域活動の1つ1つが、何らかのメッセージとして届くことを祈っています。

20分で満杯!
プラスチックの溜まり場

右岸精進川

精進川の本流は真駒内、駒丘が上流となっています。しかし、紅櫻公園から精進川に合流する水路があり、これを右岸精進川と呼びます。

地域の人たちの話によると右岸精進川は、かつて紅櫻公園前にあった貯水池から流れてくるものだったとのこと。
水田がたくさんあった澄川の貯水事情を想像することができます。

貯水池だった場所は今は埋め立てられており、水を感じることはありません。しかし、その先に紅櫻公園のホタルスポットが存在しています。

国土地理院地図より
1960年ごろの澄川 国土地理院資料より

澄川×ホタルの関係性を掴む上で、これらの河川のつながり方や各スポットに生息する生物種の調査は重要な意味を持ちます。
今年度のスローガン「残す」の1つの切り口として、2033年度の活動にも組み込んでいきたいと思います。


怪我した大きなミドリガメ

清掃活動中、大きなミドリガメを発見した!とおう連絡が入りました。
誰かが飼育しきれずに離してしまったものなのでしょう。
前足は一部が欠損し、腹も負傷。
痛々しい姿で我々の前に現れました。

量前足負傷していましたが、
川に戻ろうと頑張っていました


「いた場所に戻してあげよう」という活動参加者の方の言葉がありましたが、それは実現できないこと。
元々絶対にこの川にいなかったミドリガメを戻すことはできません。

一時保護をお願いし、次週に本格的に保護いただける相手を探します。

飼育放棄は絶対にやめましょう。
あなたが考える「これくらい平気だろう」の影響を低く見積もらないでください。
責任ある行動を。

自分の話を少し。
私は大学・大学院の頃、3年間で約2,500個体ものエゾアザミテントウを人工的に孵化させました。
これら全てが成虫になったわけではありませんが、実験室内で新しく生まれた個体の1匹たりともフィールドに戻すことはしませんでした。
一度でも「人工」を経験した生物を自然に戻さないでください。
最後までしっかりと責任を持ちましょう。

痛々しい...😢

5月の活動について

5/13(土)、もしくは5/27(土)を活動日として予定しております。
詳細は5/2(水)に共有しますので、HP・FB・Instagramをチェックしてください!

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