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バレンタインに思うこと

2月は節分に続き、バレンタインデーが控えている。

なぜ異教徒の迫害にあって殉死した聖バレンタインの祭日に、女性から男性にチョコレートを贈る日になったかはさておき、1970年代には、ある程度浸透していた記憶がある。いい思いではこれっぽっちもない。

たまさか小学生の僕が、夕方テレビを見ていると『元祖天才バカボン』のバカボンパパが「今日はバレタデーなのだ」と言っていたことを今でも鮮明に覚えている。

今や、僕のまわりでは、もはやチョコレートを渡す文化としてのバレンタインは風前の灯火。
絶滅危惧種で、ありがた迷惑なイベントに成り下がっている。 


有志一同のチョコレートを何倍もお返ししたり、抜け駆けして個人的にいただいたものを(これはこれで妻に自慢するが)こっそり鞄に仕舞い、人目につかぬよう、お返しを渡すことがどれほどドキドキすることか。(もちろん良い意味ではない)

前日になると無性にチョコレートを食べたくなるのはなんでだろう♪
目を合わすと物欲しげだと思われるから伏目がちになるのはなんでだろう♫

今の恋人、カップルにとってバレンタインデーの位置づけはわからないが、僕らの青春時代は、一番はもちろんのクリスマスイブ。次いで彼女のバースデー。最後が大晦日(個人の感想です)だった。

青春から朱夏、白秋へと時代は移り変わり、一番大切にしているイベントは結婚記念日。
これは家族になるとっかかりだからね。
その次は──思いつかない。




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