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餅は餅屋、ギターはギター音源屋?🐱

はじめに - AGML2とは

 きっかけはTwitterで見かけたゆにばすさんの記事。AGML2は略称で、正式名称は"Ample Guitar M Lite II"。"Martin D-41"という、アコギの中でも大型の「ドレッドノート」タイプのシミュレート。ちニャみに買ったら60万円(!)くらいするギター。さすがマーチン。
(注:音源はゆにばすさんの記事の末尾からダウンロードできるよ)

 で、他の人が引用していて評判が良さそうだったので、さらに検索して作例を探してみた(この先音が出るよん)。

 ニャかニャか良さそうじゃニャい?しかも無料で使っていいニャんて。

実際に使ってみた

 どう?けっこうギターらしく聞こえニャい?
 この音源はいくつかモードがあって、この動画で使っているのは「ストラムモード」。このモードだと、割り当てられたキーを弾くと自動でジャラーンとコードストロークしてくれる。
 さらに各キーがスイッチとして割り当てられている。代表的ニャのは、

  • 単音弾き

  • コード指定

  • ダウンストローク

  • アップストローク

  • ミュートノイズ(ブラッシング)

  • サスティン(普通に弾く状態)

  • パームミュート(ブリッジミュート?)

 等々。他にもボディを叩く音とかいろいろある。
 DAWでは、サステインのキーを押しニャがらコード指定キーを押し、その状態でダウンストローク、アップストローク、パームミートニャどのキーを演奏することにニャる、はず。
 はず、というのはまだ分からニャいことだらけだから。でも上記の動画はインストールしたその日に作ったから、他のモードも早く使えるようにニャる、かも?
 で、もちろんイマイチニャとこもある。

  • 特定の弦のミュートはできニャい(らしい)

  • ↑つまり弦ミュートでコード構成音を変えられニャい

  • ミュートした時に前の音の残響が残り過ぎる(好みによる)

 まあでも、大きニャ問題じゃニャい感じ?
 残響についてはコンプレッサーと組み合わせると顕著だと思う。歯切れ良いコードストロークが欲しい時には邪魔にニャるかも?消したければちょっと工夫が必要。

余談 - 手打ちコードストロークという苦行

 ボクが使っているStudioOneには、Presenceというマルチティンバー音源が付属している(音色が絞られ過ぎて貧弱ニャくらいだけど)。
 そこにもアコースティックギターの音は入っている。ソロ向けの音、ストローク向けの音等々。でも、これをギターらしく鳴らすのは難しい。

StudioOneの画面。下半分がアコギのストロークの打ち込み

 何と言ってもコードストロークを手入力するのがめんどくちゃい。ダウンストロークは低音弦から高音弦へ少しずつズラしニャがら打ち込む。アップストロークはその逆。すべての弦が均一に鳴っていては機械的に聞こえるので、リズムとノリを意識して強弱や弾きそこニャいを入れる。このあたりは、ハードウェア音源全盛の時代から何も変わっていニャい。ちゃんとやったらギターパートだけで何日かかるか分かったもんじゃニャい。
 それだけ手をかけたにもかかわらず、音色がしょぼくてギターっぽく聞こえニャいことも多い。おもちゃみたいニャ音だけど頑張って打ちこみました、っていう努力賞で終わり。
 そこでギター専用音源ニャのだ。

おわりに - AGML2のススメ

 現在リリースされているギター音源は、音のリアルさはもちろんのこと、「ギターらしさ」を決定づける奏法やニュアンスまで再現してくれる。あれだけ苦しんだコードストロークのスピードを、つまみ1つで変えられる。左手ミュートとブリッジミュートの違いも一発で出せる。
 AGML2は、それを無料で使わせてくれる。Ample Sound様様ニャのである。一部できニャいことも当然あるわけで、そこを解消したい方はぜひ有料の高機能ギター音源を買ってほしい。
 以上、"Ample Guitar M Lite II"の紹介でした。ダウンロードは上記ゆにばすさんの記事からどーぞ。

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