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陰と陽〜いちたすいちはさん〜vol3

お越しいただいてありがとうございます

陰と陽のお話の3回目の今回は1年の流れを考えたいと思います。

「陰極まれば陽に転ず」
9月はみるみる日の入りが早くなるのを寂しく思って見ている方も
多いと思います。そして12月25日あたりに冬至を迎えて、少しずつ
日の入りが遅くなってきます。
母はよく
「畳の目一目づつ日が伸びる」と言っていました。
そうやって春に向かいます。そして6月に夏至を迎えます。
今は陽の極(夏至)に向かって冬至よりは、日の出時刻は早く、
日没時刻は遅くなっています。

これは自然の流れです。
冬至と夏至が生じるのは地球が太陽の周りを巡る公転の影響。
これが季節も生むわけです。

冬至は陰が極まり陽に転ずる日、夏至は陽が極まって陰に転ずる日
と言われてます。

冬至は「一陽来福」と言われます。東京では早稲田にある穴八幡神社
で当時から節分まで一陽来福のお札をお分けいただけます。
このお札、その年の吉方位に向けて貼るとお金を融通していただけるそうで
今年もたくさんのかたがお札をいただきに並んでいました。

実は、穴八幡のお隣にあるお寺放生寺さんでも一陽来福のお札を
お分けいただけます。
このお寺と神社の関係も陰と陽になりますが、そのお話はまた別の機会に

話を戻しましょう。
冬至と夏至を陰と陽とした場合、1たす1は3の「3」はなにか
3は中庸になるものなので、冬至と夏至の中庸は春分と秋分になります。

陰陽太極図は白い勾玉と黒い勾玉の間が少し空いています。
ここが中庸となるわけですが、冬至と夏至の間は春分と秋分になります。

では春と秋の陰陽は?
んー、陰陽がないのが中庸です、どちらがどうとは決めません、
強いていえば、春は陰から陽に向かう中庸、秋は陽から陰に向かう中庸。
いずれにしても中庸に相応しい気候ですよね。
ここ数年、非常に春も秋も短く感じますが、冬からいきなり夏
になるわけではなく、緩やかに中庸の春と秋が日本ではあるわけです。

地球上には乾期と雨期に2分される場所もあります。
じゃ、その場所での3は?
乾期と言っても、今日まで水があったのに、明日からからっから
というわけではなく、数日かけて水がなくなっていく、雨期も
雨が降り出したらずーっと雨ではなく、乾いた大地が潤って
水溜りが大きくなり、川が出現し。。。となっていく段階が
中庸と言えると思います。

このように私たちは、陰と陽という2極でバランスとっているこの地球で
日々を過ごしています。
あまり自然に触れる機会の少ない都会に住んでいても自然の流れに乗って
生きているのです。

あなたはいつも見ている夕日に、朝日に、どんな陰陽を見つけますか?
「こんなことを感じた!」ということがあったらぜひ教えてくださいね

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今回の画像は冬至の朝、穴八幡神社で朝日を背にしたときに見えた月です

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