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評価し続ける学校、評価され続ける子ども。

マズローの法則によると

5段階の欲求があり

下の階層の欲求が満たされたときに

初めて上の階層の欲求が満たされる。

子どもたちにも

いろんな段階にいる子が存在する。

よく見るやつ

下の二つ。

物質的欲求を満たすことができるのは

児童養護施設。

ここでは最下位の欲求を満たすことから始める。

そこで自己実現欲求まで満たされたら素晴らしい。

けれども

私の勤めていた施設は大舎制だったので

正直なところ

3番目の社会的欲求も満たされていない子が

いたかもしれない。

学校でも施設でも

大人数をまとめて見ることの弊害は

大きいと思ってます。

そうはいっても

下位の欲求が満たされない子には

それを満たしてあげることが最優先なので

大舎制であろうが入所すべきだと思ってます。


学校というところは

上位の欲求を満たす場所です。

ただ中には3番目にある

社会的欲求が満たされない子もいます。

※社会的欲求
「友人や家庭、会社から受け入れられたい」という欲求

家族はいても

学校に行くと孤独感や疎外感を感じる。


そして

4番目の承認欲求。

これが満たされない子はもっとたくさんいます。

※承認欲求
他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。


学校という場所は

常に評価される場所です。

勉強ができるかできないか。
意欲的に参加しているかどうか。
きちんと座っていられるか。
運動は得意か。
音楽や図工はできるか。
友だちに優しいか。
生活習慣はできてるか。

あまりがんばらなくても

全部できる子もいれば。

そうじゃない子もいます。

できる子は承認欲求が自然と満たされて

安定して生活することができ

できない子はその逆です。



通知表がある限り

できてもできなくても

ありのままの自分でいい学校なんて

そうそうないのです。




できる子を増やすために

先生もがんばって

よい子を褒める

だめな子を叱る



そういう環境だからこそ

いじめって存在するんじゃないかなと

思います。


誰もが違っていてあたりまえなのだから

その違いを心から

素敵だねと言い合える場所を

作りたいです。



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