見出し画像

3歳児。ふざける。

平日の夕方のスーパーにて。

お菓子を選び終えた3歳ぐらいの男の子を、パパがひょいっとカートに乗せた。

続いて4歳ぐらいのお兄ちゃんを捕まえたかと思うと、勢いよく頭の上まで持ち上げて、肩車し、さっとレジへ向かったパパ。

自分にないものを羨ましく思うのは、人間のさがだろうか。



今年の抱負という記事に、息子の観察というのを一項目として挙げていた。

実は「息子の成長を見る」と書いて、消して、観察にした。

「観察」というと、見守るとかよりも一歩外側でいて、見守るよりもさらに細かく見る感じがして選んだ言葉。

ただ言動を見るだけではなくて、なぜそうしたのか。
その奥を考えたりすることを含めたもの。


今日、久々に保育園から帰った息子は、なんか違っていた。

家に着くとすぐに、今日持っていき忘れたコマを見つけて、これ!と言う。

「そうやな。持っていかなあかんから、入れといて。」
と言ったのに、何やら物音が。。

どうもコマを机に打ちつけて遊んでいる。

「そんなことしてたら、コマか机かどっちかが壊れるでー!」
と言い終わるやいやな

!!ガツン!!

持つところが取れた。。

「あーーー!やっぱり。ゆーたやーん。」

と言って目を離した隙に、取れた持ち手がなくなっていた。
先生に、明日持っていきますって言ってあるのに。

そして、何故か息子がヘラヘラ笑ってる。

「え!?どこにやったの!?」
と言っても、ヘラヘラ。
「ママ探してみてーー。」

「どこよーーー!!教えてよ!」
と言ってるのに。

顔の前で人差し指を立てて、ユラユラ。
変顔。
ふざけている。

ちょっと怒り気味にしても、ヘラヘラ。
泣き真似をしてみたら、笑い出す始末。
それにつられて私も笑ってしまった。

これまでだったら、怒ったり、泣いたりしてたのに。
今日はヘラヘラしたり、踊ったり、笑ったりしかしない。
これはなんだーー!!
新しいパターンに少々困惑しつつ。

諦めかけたそのときに、やっと。

あそこちゃう?とテレビの下を指差す息子。

え!?
と見てみるが、??ないって。

一緒に見に行って、ないとわかるとまた笑ってる。
これはもうおちょくられているのか。
なんなのか。

えー、もーしんどーってなってきたところで。

あっち。と息子。ゴミ袋の方を指差す。

まさか捨てた!??

ではなくて、ゴミ袋の後ろをゴソゴソし出す。

そしてようやく発見!!!

「トイがー、あっちからポイって投げたんやん。」
と、ついに白状した息子。

なんやねん!!

これまで見たことのない息子の言動に、踊らされたママでした。

観察とか悠長な話じゃなかった。

息子のこれまでは、自分が何か失敗したら誰も責めてないのに勝手に怒り出すというパターンでした。

今日は壊したことにイライラして、棒を思いっきり投げてしまって、それをなくしたというのも嫌だし、まぁどこにいったかもわからない。

結果、ふざける。

新しい。
実に、新しいパターン。

ママは驚いたよ。うろたえたよ。
どこで覚えたんだよ。
その指を立ててユラユラ、人をおちょくるポーズ。

これも成長。

3歳児ってなかなかやるなぁと思った日でした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?