駅から駅まで #1 [南武線]川崎~尻手

駅から駅まで歩く

暇だし健康のために歩こうと思ったのですが、どうせなら目的があったほうが面白いと思ったので駅から駅まで線路沿いを歩いてみることにしました。

最初のチョイスが南武線なのは知らない道が多そうだったからです。

川崎駅

JR川崎駅(神奈川県川崎市)の西口です。

東芝前のペデストリアンデッキから


川崎駅は東海道本線と南武線の2路線が乗り入れていて、南武線については始発駅でもあります。

南武線は1927年(昭和2年)3月9日に開通した路線で、その頃は多摩川で採取した砂利を運搬する計画だったようです。

終点立川駅までは26駅(支線は除外)、35.5km。
駅間の距離は平均1.3kmくらいですね。

今回は尻手駅まで歩いて行きます。
線路に最も近いルートを選んでいます。

地図情報はGoogle mapより。線は手書き

ちなみにBGMは打首獄門同好会「今日も貴方と南武線」です。

川崎-尻手間は、電車以外の交通手段であれば川崎駅目の前の西口通りを直進すれば到着します。
西口通りは飲食店なども多く賑わっている印象です。

一方、南武線ははじめは東海道本線と並走したのち途中で大きくカーブする、緩いU字型のルートで尻手駅へ向かう形になります。

並走しているエリアでは京浜東北線に上野東京ラインなど続々と電車が行き交います。

上野東京ライン

そのカーブが始まるあたりにはキヤノン川崎事業所があります。

キヤノンのヤが大きいのは見た目のバランスが良いから

南武線沿線はキヤノンのほか、NEC、富士通、東芝など誰もが知る電機・IT企業が軒を連ねています。
浸透してる感がまったくありませんが、川崎市は「ハイテクライン」と呼んでいるとかいないとか。

東海道本線から離れ、さらに線路沿いを進んでいくと、住宅街に突入します。線路周辺には変電所や処理センターなど、生活の基盤を支える施設が並びます。

変電所設備は歩道からも見える

途中浜川崎支線とぶつかるためガード下を通りますが、歩行者・自転車と車で別の道があるので注意。車道側は歩道がなく結構危ないです。

浜川崎支線のガード下

程なく国道1号(第二京浜)とぶつかりますが、ここは横断歩道まで少し迂回しないといけない。
国道を渡るともう尻手駅は目と鼻の先となります。

尻手駅の脇には良い雰囲気の路地裏。
飲食店も多く営業しています。

尻手駅西側の路地

尻手駅周辺はスーパーのサミット、ガスト、100円ローソンなどが揃っています。川崎駅も近いので生活拠点として便利そうですね。

ちなみに尻手という名前ですが、「ある地域の後方にある土地」を意味するそうです。
こちらの記事によれば、もともとは正式の町名ではなく、通称、駅名だったものが昭和39年に制定された住居表示の施行の際に正式名称として採用されたそう。

他にも北条氏に由来があるなど諸説あるようです。「横浜の地名」という本が詳しく書いてあるようなので、手に入ったら読んでみたいと思います。

ということで、次は尻手-矢向間を歩きたいと思います!

歩いている様子はYouTubeで公開してます。
よかったら見てみてください。

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