【メモ】 リーダーの作法を読んだ
マネジメント系の知識を付けたくて手に取りました。
勉強になった箇所の抜粋とメモを書いていきます。
著者
Michael Lopp
Netscapeマネージャ、Appleディレクター、Slackエグゼクティブを経験
概要
1on1の傾聴、信頼関係の築き方、仕事の任せ方、文化の作り方などマネジメントをしていると出会うテーマについて
内容
1on1
プロとしてお互いを信頼し尊重しあえるようになるには1on1が近道
毎週1回など期間を決めて試してみる。
会話を重ねることが大事。最低でも月に1回は時間をとって会話をする。とくに批判的なフィードバックは相手に伝わっていないこともある。
ダメなリーダー
色々なことに手を出しすぎて最終的に断ることになるのは、ダメなリーダー。自分のキャパが分かっていない。チームに「約束を破っても良い」と思わせてしまう。
虫の知らせ
皆が感じるなんとなくの虫の知らせは当たるものも外れるものもある。
「ヤバイ」この言葉は感覚的なものだが、真実も含まれている。
パフォーマンス管理はしない
パフォーマンス管理によって良い結果になることもあるが、本当に良いのは管理しなくてもパフォーマンスが良い状態。
リスクを回避するために恐怖で押さえつけるのは絶対にNG
1人でやらない
マネージャーが全部1人でできるというのは間違い。タスクの移譲。背景の説明が大事。
他人に自分を変えてもらう。1人よりもx人のネットワークのほうが大きい。他人からのフィードバックに耳を傾ける。
多様性
多様性のあるチームを作る。見えている弱点と見えていない弱点を補う。
自分に賛成してくれる人だけのチームだと抵抗はないが意見は洗練されない。できる限り幅広い視野と経験を持った人間を採用する。
任せる
我慢の限界まで任せる。
不安になるくらい多くのことを任せる。チームの誰かに任せるのは信頼の証。マネージャーの仕事は質の高い仕事をすることではなく仕事の量が増えても質を維持できる健全なチームを作ること。
多様な意見が尊重され健全な議論がされることで信頼が生まれる。
(自分がやれば手柄にできるような仕事を本当の意味でメンバーに任せた時、メンバーはあなたをリーダーとして信頼し始めます)
アジェンダ
MTGでは3つのアジェンダについて話す。
最小限の指標
MTGの背景、目的
メンバーが提案する日替わりの議題
メインとなる議題
うわさばなし、作り話
廊下であったときに話題にするようなもの
褒める
成長しているという実感
フィードバックを通じた学び
勝てる実感
褒めるということは「=あなたのやっていることは重要です」ということ。
褒め言葉よりも褒められるきっかけになったふるまいが記憶に残る。
無欲な褒め言葉が大事(失敗の代わりにプレゼントするなど)
手厳しい言葉を言えるようになる・言ってもらう
人が最優先
人が最優先。人が幸せに働いているときこそ良いものが生産できる。
公平に扱う。自分の無意識なバイアスを理解する。関係者全員が善意であることを前提にする。
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