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Personal Essays

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こども時代のこと、旅の話、家族の話など、ありふれた日常におもいを寄せた、これまでのエッセイのまとめ。1981年うまれ。
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#時間

社会とつながる

毎日、仕事と子育てで精一杯、大袈裟に聞こえるかもしれないが、生きてるだけで精一杯な自分がここに居る。noteの存在も割と最近知った次第である。 下の子を産んで1年が経った頃、職場に復帰した。平日は子どもたちと離れ仕事をしているにも関わらず、どこか社会と繋がれていない感覚が続いていた。 基本的に黙々とする仕事だったが、時折職場の人と他愛もない会話をすることが日常のストレス発散にもなり、それはとても有難いことだった。日々タスクをこなし定時を過ぎると、必要であれば食材の買物をダ

はじめたウクレレ

ウクレレをはじめた。 昨年末から月一で教室に通っている。体調不良や仕事でお休みをした月もあるので、まだ5回しかレッスンを受けていない。 まったく分からないことが楽しくて、嘘みたいに出来ないこともまた楽しくて、少しずつ弾けるようになっていくのがもう最高に楽しくて、ウクレレは楽しい、だけの8ヶ月を迎えた。 元々楽器は何も出来ない。強いて言えば、小学校の課外授業であった金管クラブで練習したコルネットくらいだろうか。今ではもう吹けなくなっているに違いない。 きっかけは、息子で

日記

もし、世界中の、すべての時代の、これまで生きてきた人々が日記をつけていたとしたら。それがすべて残っていたならば。どれほど意味のある、興味深い資料になっていただろうと思う。 そこには、時代時代の文化、思想も反映されており、つなげれば詳細な人間の歴史書となる。何を思い、どんな行動をとったのか。どんなものを好み、食べ、何を手に入れたのか。夢中になっていたことは何か。生きるために何をしたか。何を望んでいたか。それは、膨大な人間の移りゆく記録。 日記は自分のために書くものかもしれな